石清水物語: 中世王朝物語全集5

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  • 笠間書院
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  • Amazon.co.jp ・本 (315ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305400857

作品紹介・あらすじ

武家の伊予守が主人公の異色作。上下二巻から成る中編。成立は後嵯峨院時代とされる(在位1243〜46、院政〜72)。
父大臣に知られず、常陸国で生まれ育ったヒロイン木幡の姫君は、兄妹とは知らぬ秋の君の接近、後見役の伊予守との密通、入内取り止め、老人の中務宮との結婚、帝による略奪という曲折を経て女御にまで昇り、伊予守は出家する。
男主人公の側から見れば悲恋遁世談で、女主人公の側からいうと女の出世を描いた物語。

底本には『鎌倉時代物語集成』第二巻を使用。同書は射和文庫本を底本とし、内閣文庫本を部分的に対校している。

中世王朝物語全集、第15回配本。
源氏物語以後、院政期から鎌倉時代にかけて生み出され、今に伝わる王朝物語全集。
原文・現代語訳2段組構成。
待望のシリーズ最新刊!
【編集委員】市古貞次・稲賀敬二・今井源衛・大槻修・鈴木一雄・樋口芳麻呂・三角洋一

著者プロフィール

1948年、岩手県生まれ。東京大学大学院博士課程中途退学。大正大学特任教授。東京大学名誉教授。博士(文学)。著書に『堤中納言物語全訳注』『鎌倉時代物語集成』(共編)『新日本古典文学大系 とはずがたり・たまきはる』『物語の変貌』『源氏物語と天台浄土教』『王朝物語の展開』『宇治十帖と仏教』ほか。2016年5月没。

「2016年 『石清水物語 中世王朝物語全集5』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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