- Amazon.co.jp ・本 (229ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016825
感想・レビュー・書評
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2021.8.9-437
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新堂氏が贈る最凶最悪のホームドラマ。四編からなる短編集です。
家族にすら隠しているもうひとりの私…。哀しきサラリーマン達が背広の下に隠す「なにか」。
新堂氏の短編集を読むのは初めてでしたが、イメージ通りと言えるような一冊でした。
「団欒」が一番印象深かった。家族の風景を描いた作品で、婿養子の目線から語られますが…
呑気な義父、微笑むだけの義母、自分勝手な妻、生意気な義弟、なんだか苦手な義妹に
敬語を巧みに使う息子、愛猫タマ…まさか?ノリスケ君にウキエさん、これは間違いない。笑
「この家には僕のプライベートの時間は存在しない」 「奥歯を噛み締め震える拳を握りしめた」
新堂氏はあの国民的アニメをこういう目で観ていたのかと、ちょっと笑ってしまいました。
最後の話「部屋」が、グロくて意味も分からなくて…読了後の後味としては最悪でした。
けれども最悪とかグロいとかは、黒新堂に対する誉め言葉に等しいだろう、とも思った。 -
『部屋』が読みたくて購入。キツいシーンは辛かったけど、結局意味分からんかった。
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サザエさんのパクリとか、軽すぎて意外性もなし。
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こういうのは面白い
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〈内容〉職場でも家庭でも疎外される私の“安息の場所”は?新堂冬樹が贈る最悪のホームドラマ。
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スーツの下に様々なストレスを抱えて生きるサラリーマンの我慢が爆発する時を描いた中編集。
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09/02/14