- Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309016863
作品紹介・あらすじ
42歳の会社員と17歳の高校生、大手出版社の編集者…全く面識のない人々が相次いで惨殺された。事件をつなぐのは「アンフェアなのは、誰か」と書かれた本の栞のみ。そんな中、警察と主要出版社に『推理小説・上巻』という原稿が届く。書かれていたのは犯人しか知ることの出来ない事件の詳細と殺人の予告、そして「事件を防ぎたければ、この小説の続きを落札せよ」という前代未聞の要求…ミステリの既成概念を破壊し、リアリティの迷宮へと誘う超問題作。
感想・レビュー・書評
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ドラマは見ていないので先入観なく楽しく読んだ。こういうタイプの主人公は好きなので、次作も読みます。
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サクサクと読みやすい小説だった。小説というよりドラマなどの原稿を見ているような感じだった。
謎解きについてはこうかなと思う部分はあるが、最後までしっかりと明かされないところは面白かった。
読んでる最中はなかなか偏った思考の犯人だなと思ったが、最後の文章に心を鷲掴みにされた。 -
ある推理小説のストーリーに従って行われる殺人事件。犯人はTHと名乗り、犯人像もさまざまな人間が浮かんでくる。
物語自体は非常にテンポ良く、スリリングな展開だったが、読んだ時期が悪かったのか、少し話を理解するのに時間を要した。 -
普通に面白い。
続編もみよ -
TV「アンフェア」の原作。
脚本家だった作者の小説デビュー作品で、雪平夏美刑事シリーズ第1弾です。
会社員と女子高生の殺人事件をきっかけに、「推理小説」という形で犯行予告を行う犯人。
次の殺人は小説に書かれているので、その小説を落札せよ!という変わったストーリー。
またこの雪平刑事という女性のキャラがとても強く、興味を惹かれるところであります。
推理小説らしく、登場人物の中から犯人を推理していくような楽しさがありましたが、ややチープ。
文字数が少なく、一行文が多いので、スラスラ読めます。
その分、硬質なミステリを求める人には物足りなさを感じることでしょう。
少し辛い評価となってしまいましたが、お手軽なミステリということで。 -
推理小説というタイトルの推理小説。ドラマは見ていません。
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殺人事件が起き、この先の展開が書いてある小説がオークションに掛けられる話。
「無駄に美人」な雪平警部は完全に篠原涼子さんが頭に浮かぶ。
ドラマとは随分と展開が違うようで驚いた。(安藤が黒幕だったんだっけ?)
サラサラ読める作品でした。
続きも手元にあるしどんどん読み進めていこう。