- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309017440
感想・レビュー・書評
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テクニック的なものは載っていないけれど、自分が正直に感じた感想をねじまげる要因(権威、有名、利害とか)なども載っていて、参考になる。「自分をひらく」ことは世界をひらく。
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サイトのコラムのバックナンバーで印象的だった
「一人称がいない」
の部分が載っていますが、改めて「いまここにいる自分」は認識されているか、という点を考えさせられています。
「自分が見られたい要素」
「自分で見られたくない要素」
「他人には見えてる要素」
「他人に見えてない要素」
これが把握できたらこんな強いことはないのかなーと。
セルフプロデュースって自分も周りも把握できてないとできないんですよね。
この人のスゴイところは「道案内」をするのではなく「道をつくる道具をいろいろ紹介して、その先を見守る」ことができるところだと思いました。 -
ジャンルをスキルに分類したものの、小論文の How To ものではない。
「わかって欲しい」が乱れ飛ぶインターネット社会の現代、
しかし、ネットでも現実世界でも自らを表現し、伝えることに成功している人は少ない。
学生時代にあれだけ勉強をしてきたのに、こんなに情報があふれているのに、
自分を表現すことを学ぶ機会はすくなく、いきなり就職活動で面食らう。
「自分の知っていること」なら雄弁に語れるが、「自分の考え」となると口が重くなる。
自らを表現するためには、自分というものを発見することが必要。
そのためには、問いを立て、自分が何をしたいと思っているのか、を理解することが必要。
自分とは何か、五感を通じて、外の世界との関係性を考え抜くことが必要。
著者は長らく大手通信教育会社の小論文部門を担当していた時の経験から、
現代の若者が陥っている外の世界との乖離具合を見事に分析して見せる。
「私は」と主張できない若者は、ごく一部の気楽な人間関係の城を構築し、そこで「私は」を連発する。
しかし、いったん城の外に出ると、「私は」と話を切り出すことができない。
それは、「自分の望む自分」と「現実の自分」のギャップが激しいから。
外の世界での「自分」の喪失は、自分だけでなく「他人」をも見えなくする。
だから、人と会う準備作業である「化粧」を堂々と電車の中でやってしまう。
自らを表現できるようにするためには、
「読む→考える→書く」を日常的に繰り返すこと。
普段から、「聞く→考える→話す」や、「理解する→考える→表現する」
ことに慣れ、訓練を積む以外にない。 -
■概要
小論文教室、というタイトルですが、内容は「書く」とは、言葉を綴るとは、著者の仕事経験、コミュニケーションとは・・・と、ときおり読者からのお便り・ポエムをまじえ、ずぶずぶいろんなことに足を突っ込んでいくもの。
■活かせる点
たまにはこういう、感情を素直にあらわす文章というのも
書いてみたら面白そうだなと思いました。
(さわ) -
「まるで鉛筆のように、その身を削って教える先生がいる。本気ってのは、ほんとに強い」
帯に書かれている糸井重里さんの推薦文通りの内容です。
言葉のを選び抜いて、伝えたいことを伝えようとしている。読者に向かって、真摯にコミュニケーションを取ろうとしていて、文章に力がある。
シリーズが4冊あり、どの本に何が書いてあったかわからなくなってしまいましたが、どれも良かったです。 -
パラパラとななめよみしたので、パラパラとしか頭に入ってきませんでした。すみません。
パラパラ中、「要約おかん、への道」(56ページ/第1章「自分を表現してますか?」Lesson5 「要約でわかる!私の心」)に、目がとまりました。
誰かがぐじゃぐじゃした気持ちを吐露したとき、一言で要約するおかん。そんなおかんに、私もなりたい。 -
・AとB、2つ道があるとき、どちらの方が、より、
自分のいままで使っていなかった潜在力が生かされるか?
・燃料は「意欲」で、そこには「欲」という字も含まれる。
・才能は自分の中になく、他者の中にある。
・自分のことを考えきることが、ぐるっとまわって、
相手の意思を尊重することになる。
装丁・装画:南伸坊 本文デザイン:大野リサ
ほぼ日かぶれです。自己分析の手がかりにも。
読んでもしっくりこないところもあるので
時間を置いてまた読んでみたい本です。 -
ほぼ日から気になって読んでみた。
自分の主観の証拠を集めるような書き方。馴染めず。
小論文ってそういうもの?
書きたいわけではないので、忘れましょう。