ドライブイン蒲生

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 219
感想 : 49
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017662

感想・レビュー・書評

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  • 今はすっかりかすけてしまったが、幼い頃はあばずれだった姉がそうなったのは

    普通の家の子じゃないといわれる原因である
    左手に黒桃の入れ墨がある父のせいだった。

    ドライブイン蒲生という店は繁盛する気配はなく
    父は酒に溺れ、姉はどんどん遠く離れていき

    大人になり、父は死に、かすけた姉は子連れで夫とはうまくいっていない。

    けれど僕は、そんな彼女のことを、美しいと思っていた。

    他短篇

    腐れ縁の友人で食べたカレーからよみがえるハッキョーしていた母。
    ジャトーミンと密かに妹とそう呼んでいた父が死んだ。

    とめられない衝動、がそれぞれでてくる。

    ジャトーミンの耳から出てきた丸い玉の正体はなに(笑)

    ミカ!のおとといを思い出した)^o^(

  • 客観的に幸せな家族像とは言えないが、
    暗くはないし、むしろなんとなく笑ってしまう。
    そして温かみがあると思う。

  • 短編集いや中編集かな
    でも途中で読むのをやめました
    なんか、暗いんだもん

    『指輪をはめたい』も以前読みました

  • 角田光代さんの男版って感じ。
    わざわざ本でまで読みたくないよって思う
    しょぼくれた人々の話、3話の短編。

    文章がうまいから読ませられちゃうけど
    後味もよくないし、だから何よって感じの話ばかりで
    なんか疲れる読後感。あまりお勧めできず。

    角田さんもこんな感じの日常の黒い部分を
    ぐたぐたと書くのが上手だけど、それと一緒だ。

  • 嫌いだ、と思ったんだけれど、
    実際すごい面白く読んでいたと思う。
    家族って、結局どこかで繋がっているんだなと。

  • 3作の中では、「無花果カレーライス」のお話が良かった。
    家族をテーマにしたお話。

  • 表現がなんとなくちゃちい。
    人間のドロドロ模様は
    うまく表現できているんだけれどもね。
    それがなければ星なんか1個もつけられません。
    評価外でしたね。

    あくまでも若者向けの本。
    それ以外の人は購入は控えたほうが無難。

  • 覚えてない。

  • 育った環境が、あまりにも違うので、
    こういう内容は、私はちょっと理解が出来ないのです。
    でも、今は、こういう育ち方の人が多いのかもしれないです。
    共感も、否定も、特に何もなく、
    ただ、こういうのは苦手だな、と思える本でした。

  • 性相近し習い相遠し

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著者プロフィール

いとう・たかみ
1971年兵庫県生まれ。1995年、早稲田大学在学中に「助手席にて、グルグル・ダンスを踊って」で第32回文藝賞を受賞し作家デビュー。2000年『ミカ!』で、小学館児童出版文化賞、’06年『ぎぶそん』で坪田譲治文学賞受賞、「八月の路上に捨てる」で芥川賞受賞。主な作品に『ドライブイン蒲生』『誰かと暮らすということ』『 そのころ、白旗アパートでは』『秋田さんの卵』『ゆずこの形見』『あなたの空洞』など。

「2016年 『歌姫メイの秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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