女に生まれて男で生きて 女子サッカー元日本代表エースストライカーと性同一性障害
- 河出書房新社 (2006年10月17日発売)
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感想 : 4件
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- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309017877
感想・レビュー・書評
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女性の体に生まれた作者が生きてきた半生を綴ったもの。
ただ、現実的にはタイトルとは異なり「男で生きて」はおらず、女性のまま同性愛者的な立ち位置で過ごしているものなので、性同一性障害としてその経験を読みたかった場合には残念感が残る。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まず、水間さんって「浦和レイナス」を作られた人だったのにびっくり。サッカーを知らない私でも名前は聞いたことがある。すごい人。この本が出て7年経つが、今の水間さんは今も歌舞伎町にいるのだろうか、公的に男性になる可能性のお話もされていたけれど、どうされているのだろう。サッカーと歌舞伎町での生活は会社員として働くよりも性別を意識する時間が少ないだろうとも言っていた、この本を書かれてからが公的な「性」と向き合っていく時期になって行ったのではないかなぁと想像しました。彼のラフな物言いは爽やかで、魅力的でした。
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2007.8.16読了。書きたい事はいっぱいあったんだろうなあ、と思う。家族のこと、学校のこと、女子サッカー会のこと。そのなかでも恋愛で試行錯誤する姿が印象的だ。性同一性障害と恋愛は切り離せない問題で、そこを細やかに語ってもらえたのは、性同一性障害を理解する上で重要なことだと思った。
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