- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309020891
作品紹介・あらすじ
15年ぶりに小説の筆をとったいとうせいこうと、彗星のごとく現れた俊才、佐々木中が東日本大震災を前に想像/創造した新たなる文学。2011年3月のあの時から綴られた奇跡の即興小説。
感想・レビュー・書評
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ある時期の現実から未來への言葉の発信。物語の中にまた物語が出てくる展開などが興味深い。
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2020/10/17購入
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文学
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いとうせいこう続き。
互いに小説を書き次いで行くという設定で書かれたもの。
相変わらず佐々木中の文章は読みづらい…ハッキリ言って、何が起きているのか、全然わかんない。どうしても作者の壮大なオナニーに感じられる。(筆者の学術書はとても好きなのだけれど、何故小説になるとこうなってしまうんだろう。作中でまるで自分自身を揶揄するかのようなことも書いていたけれど)
いとうせいこう氏の部分に関してはとても読みやすく、するりと入ってきた。共作ということで、一部設定が引き継がれながら書かれているんだけど、やっぱり佐々木氏の方に入ると何がなにやらになってしまって全然掴めない…。 -
なにか言葉に置き換えようとすると、どれも違う気がしてしまうけれど、例えば筆圧のようなもの。ひとことひとことを刻むような言葉。絞り出すようなフレーズ。言葉に込めたもの。意味や理解とは違うところで、言葉が心を揺さぶることがあるのだ。繰り返されるフレーズにぎゅっと掴まれることが。強く握り占めるように読む気持ち。やっぱりうまく言えないけれど、同じ強さで握り返したい、そんな気持ちになる。
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이토오 세이코우 씨와 사사키 아타루 씨의 자선 왕복 서한.
멋진 말하면 "back 2 back". -
東日本大震災を機に15年振りに小説を書いたいとう氏、現代思想の俊英佐々木氏による即興連作小説。生を、自らを、今を、未来を、見つめ直すメッセージ、そして勇気。なお、印税のすべては寄付されるとのこと。