本気で作家になりたければ漱石に学べ!: 小説テクニック特訓講座中上級者編 増補決定版
- 河出書房新社 (2015年12月18日発売)
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感想 : 2件
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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309024370
感想・レビュー・書評
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この本を読むのは二度目のような気がします。夏目漱石論として、または小説技術指南書として、非常に有用であると思います。最初の奥泉氏との対談が非常に示唆的で面白いです。
「漱石の書く女性が色っぽいのは」の項が参考になりました。漱石の書く女性については、森めぐみさんなどの女性の論者はあまりりアリティがないと感じておられるようです。男性が読むとまた違うのかなと思いました。
本編である漱石の小説テクニック論は、「悪例」として出してこられる他の作者の作品について、あまり配慮がない酷評をされるのが残念に思います。その当該作品を読んだら、確かにその通りなのかもしれませんが、それを確かめるためだけに読むのもわずらわしいし。
最初の対談で、奥泉氏はそのことをやんわりとたしなめておられる気がします。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2017/08/19
おもしろかった
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