スペース金融道

著者 : 宮内悠介

• 河出書房新社 (2016年8月29日発売)

感想・レビュー・書評

[じろさんの感想 · 2021年9月18日]

主人公は上司のせいでひどい目に合ってばかりだけど、読んでて共感が持てる。
ただ、自分に科学、生物学、SF、金融関係の知識が乏しいために、だいぶ斜め読み。。
これを100%理解できて楽しめる人はすごいな

挙げるなら「スペース珊瑚礁」が好き

[kozakuraさんの感想 · 2017年12月23日]

1話目を読んだ感想は薄いというかあっさり。でも2話目3話目と読み重ねるうちに主人公たちキャラクターに愛着が湧いてきた。各話の結末も小気味よい。

[あまんさんの感想 · 2017年6月26日]

正直金融、SF展開の内容を理解してるかと言われればよく分かってないけれど読後は「面白かったー！」ってなる。キャラクターが良いので難しさもさほど苦にならなかった。
テンポが良いので映像化でもしたら面白そうだな。

[tamakoさんの感想 · 2017年2月17日]

金融会社の取り立て屋コンビの物語。「宇宙だろうと深海だろうと、核融合炉内だろうと零下190度の惑星だろうと取り立てる」がモットーの彼らの顧客は、アンドロイドから植物、人工生命など様々で、特殊な状況でどのように債権を取り立てるかが面白い。
コメディなのに内容は経済学、金融工学に満ちていて、個人的にその方面は全く知識がないので難しかったが、アンドロイドとの共存などSF的にいろいろ考えさせられるところも多々あって、やはりこの著者はただ者ではないと思った。
人間の音楽を買うために借金する植物、カスミアオイがけっこう好き。

[10fumiko24さんの感想 · 2016年12月11日]

宇宙を股にかけて、相手がアンドロイドでもバクテリアでも人工生命でも貸した金は取り立てる二人組。ドSな上司に毎回ひどい目に合わされるお人好しの主人公のコンビが最高。いつも馬鹿って罵られる彼だけど、実は優秀なプログラマーらしい。量子金融工学とか人工生命とかちんぷんかんぷんの部分も多かったけど、アンドロイドと人類の共存のあり方に関して、興味深いテーマだ。

[こーがさんの感想 · 2016年11月8日]

コメディだけどガチＳＦ。
宇宙とこの世のすべてを股にかけた借金取り立て屋コンビのお仕事あれこれ。
アメーバとか惑星とか、お金借りて何に使うんだ（謎）
軽快にサクサク進んでいくけど、そこにいれこまれたＳＦなあれこれはめっちゃコアというかガチです。

[rdstaka22さんの感想 · 2016年11月5日]

宇宙をまたにかける金を借りて返済する能力があればどんなモノや人にも貸すという金貸し屋。
粒子金融工学という訳のわからない投資方法を確立したがアンドロイドにより破綻させられた。
宇宙を題材にした痛快コメディが面白かった。

[umisuzume0303さんの感想 · 2017年1月9日]

SF話。コメディタッチで記されるも、以前のシリアスタッチなものに比べるといまいち入り込めなかったかな。

[h4leaderさんの感想 · 2017年1月7日]

色んな突拍子もない発想が出てきてSFのアイディア集としては面白いと思います。
ストーリーはよくあるコメディで、軽いノリが好きであれば、悪くは無いんじゃないでしょうか。
コテコテ感を求めると、ちょっと違う気がします。

[happyyuさんの感想 · 2016年10月29日]

情報が光速を超えている。

著者プロフィール

1979年生まれ。小説家。著書に『盤上の夜』『ヨハネルブルグの天使たち』など多数。

「2020年 『最初のテロリスト　カラコーゾフ』 で使われていた紹介文から引用しています。」