これから泳ぎにいきませんか: 穂村弘の書評集

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 300
感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309026282

感想・レビュー・書評

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  • 引用も書評も好きな文章ばかりで、いちいち付箋を貼るのが馬鹿らしくなる程だった。穂村弘さん、ずるいのはエッセイだけじゃないんだなあ、ずるいなあ、

  • 歌人・穂村弘さんの書評集
    沢山の人が書評を書き、出版されているが結構好き嫌いが分かれる。穂村弘さんの書評は好みの文章でこの本自体が読み物として楽しい。
    小説だけでなく漫画や歌集詩集もあり、穂村さんの書評を読んでいると「うわーっこれ!ここの文章すごく好き!!」という感動が脳内再生される。また読みたい本が増えていく…

  • 書評集が好きだ。ロジカルには理解できないが、なぜかわかってしまう。そんなコトバが詰め込まれた一冊。

  • 2020. 8 6 pm
    もう少し、したら 出かけます。

    2021.7.22
    、、、皆様すみません。(_ _;) 私めは、いったい何を考えて、上記のような言葉を書いたのか、さっぱり覚えておりません。本の感想でも何でもないじゃないか!と、自分に怒りを覚えます。

    穂村弘さんの、この書評集を読んで、一番最初にかかれた、山岸涼子さんの『日出処の天子』を、どうしても読みたくなり、古書店で、全巻買って、再読しました。素晴らしかったです。

    今村夏子さんの、『こちらあみ子』も、「ありえない」の塊のような女の子、と書かれていて、読んで、衝撃を受けました。

    川上弘美さんの、『物語が、始まる』
    読んだはずなのに、内容を覚えていなくて、穂村さんの書評を読んで、再読したくなりました。

    一番最後の書評で、大好きだった漫画、森脇真末味さんの、『おんなのこ物語』について、書かれていたのは、嬉しかった。森脇さんの漫画は、絵もストーリーも、他の少女漫画と、一風違っていて、本当に凄かった。穂村さんも、全作品必読です。と、書かれていて、穂村弘、の「弘」というネームは、『緑茶夢』のメインキャラクターである「安倍弘」から貰ったのだそうです。(自家中毒ですぐに吐いちゃう少年ヴォーカリスト……。)


    タイトルの「これから泳ぎにいきませんか」は、二階堂奥歯さんの言葉からつけられたそうです。




  • これを読んで、二階堂奥歯さんというかたを知った

    ひとつの言葉を知って世界像が変化したという文が印象に残った

  • エッセイが面白かったから、書評もきっとと思いながら読書開始。考えてみりゃ当たり前なんだけど、歌人であるからには、歌集や詩集の書評がどうしても多くなるってことか。それは期待してなかったぜ、と思えども遅し。たまに小説とかも含まれるんだけど、引用が多すぎて、書評としては不満。読了してみれば、読みたいとチョイスした本は、何と皆無なのでした。残念。

  • 新しい本。しかも書評。
    自分にとって未知のジャンル・作家(詩や短歌・小説など)の本も多く、
    新しい本に限っていないのが楽しい。
    穂村さんの文章で読めるので、中身の分からない本のことでも面白い。
    そこは又吉直樹の書評と同じような感じ。
    ここから興味を持って、実際の本に当たれば一番いいのだろうな。

  • 書評集とかいてあるから、ホントに書評集かと思ったが、読んだことある円卓、こちらあみ子の書評を読んでも、全然わからないなぁ。でも高橋源一郎の『ミヤザワケンシ・グレーテストヒッツ』や升野浩一さんの人柄とか、『へうげもの』のオノマトペ。ことばを感じる本だった

  • いや〜こまった。

    作家やミュージシャンがおすすめする本や音楽はとても魅力的だ。この本は、本好きな穂村さんが愛してやまない作品を紹介してくれている。

    おかげさまで、
    俵万智さんの詩を詠んでみたくなった。
    二階堂奥歯さんの「鋭さ」に触れてみたくなった。
    川上弘美さんの物語を、はじめてみたくなった。

    こんなにもまだ触れたことのない作品があったのか〜。

    まだ、読みたいけど、買ってない本があるのに。

    まだ、買ったけど、読んでない本があるのに。

    いや〜こまった。

  • 他人の読書のあり方を見ることで、自分自身の読書も広がっていくような、不思議な感覚がした。まだまだ知らない世界がある。二階堂奥歯さんへの追悼の気持ちがこもった一冊だった。

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著者プロフィール

穂村 弘(ほむら・ひろし):1962年北海道生まれ。歌人。1990年に歌集『シンジケート』でデビュー。短歌にとどまることなく、エッセイや評論、絵本、翻訳など広く活躍中。著書に『手紙魔まみ、夏の引越し(ウサギ連れ)』、『ラインマーカーズ』、『世界音痴』『もうおうちへかえりましょう』『絶叫委員会』『にょっ記』『野良猫を尊敬した日』『短歌のガチャポン』など多数。2008年、短歌評論集『短歌の友人』で伊藤整文学賞、2017年、エッセイ集『鳥肌が』で講談社エッセイ賞、2018年、歌集『水中翼船炎上中』で若山牧水賞を受賞。

「2023年 『彗星交叉点』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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