1942年、英国ヨークシャー生まれ。五作目の本書でサマセット・モーム賞受賞。作品はいずれも、「傷つく者」を描いて共感に満ち、自然描写の美しさは、トマス・ハーディ以来とも評される。代表作に、本書のほか、The Woman in Black(邦題『黒衣の女』早川書房)、The Magic Apple Tree(魔法の林檎の木/邦題『イングランド田園讃歌』晶文社)など。本国では、近年、長編ミステリの分野でも注目を集めている。 「2018年 『城の王』 で使われていた紹介文から引用しています。」