星の時

  • 河出書房新社
3.69
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本棚登録 : 400
感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309208190

感想・レビュー・書評

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  • 迷宮に入り込んでゆく語り、と評されるように、物語と語る行為の両方が同時進行していく形が、混じり合って難解な一冊。
    何回か読めば理解できるのかな?

  • 24.

    独特の構成と独特の言い回しだった。
    読んでる内容を理解できる時もあれば、ただ文字を読んでるだけで分からない…となることもあって、不思議な本だった。読む前に目次だと思っていたものがタイトルであることを最後に知って、驚いた。

  • ツイッターでフォローしているメキシコ人がクラリッセのことが好きで、図書館の新刊にあったので借りて読んだ。
    いままで読んだことのない不思議な力がある小説だった。

  • フィクションだとしても人をそのような単語を使って描写してはいけないのでは、という魅力と抵抗を感じつつ読んだ。そして、弱者を無垢な者に仕立てて消費しているように感じてしまって好きにはならなかった。大人を過剰にピュアな存在と捉えるのは、捉える側の不遜がある気がしてしまう。なめてんじゃねーぞ、という気持ち。

  • 難しかった。劇中劇のような文体に慣れる事ができなくてイメージして読み進めるのが大変だった。

  • 晦渋

  • 九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1404516

  • 小学校の国語の授業で「作者は何を伝えたかったのでしょうか?」みたいな問題があり「知らねーよ!」と皆思ったことだろう。若くして死んだ女性の線香花火のような生き様。スターマインでも煙花火でもない。全く欲のない女性。要するにつまらない女なので、結構精神攻撃を受ける。そんなに賢くないので、それも淡々と受け入れる。期待しないので絶望もない。現代だったらトロイ女なんだろう。この作家はウクライナ生まれのユダヤ人でブラジルに亡命。不本意ながら主人公のように生きるしかなかった、と作者は伝えたかったのだろうか?

  • 地球の裏側

  • 著者の前書きから始まったと思ったら、ふつうに思いっきり本編だった模様
    面白かった!日本語は読みやすい!
    こういうどうしようもない結末を迎える作品が好きで、本を読んでる自分がいるなと思った

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著者プロフィール

1920年ウクライナ生まれ。大戦下にブラジルへ移住。43年の初小説でグラッサ・アラニャ賞を受賞。その後英米伊ほか外国生活の末帰国、77年に亡くなるまでをリオで過ごす。著書『GHの受難/家族の絆』ほか。

「2021年 『星の時』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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