真訳シェイクスピア四大悲劇: ハムレット・オセロー・リア王・マクベス

  • 河出書房新社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (456ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309208299

感想・レビュー・書評

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  • 「シェイクスピアと鏡の王国」筑摩書房、「シェイクスピアのフォークロア 祭りと民間信仰」中公新書の方ですね。。。

    真訳シェイクスピア四大悲劇 :ウィリアム・シェイクスピア,石井 美樹子|河出書房新社
    https://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309208299/

  • K図書館
    約430ページ、税込5060円
    シェークスピアを読みたい人に、正当な翻訳でお勧めできる

    《著者の思い》
    ・シェイクスピアの翻訳は、批評 検証の対象とすることはなく、誤訳 誤読は踏襲され、反復され、累積されている
    ・日本語の駄洒落や言葉遊びに転化する傾向が常套化するのは嘆かわしい限りだ
    ・シェイクスピア翻訳チームを立ち上げ
    ・OEDで全ての語彙をオンラインで検証
    ・聖書は本翻訳はケンブリッジ大学図書館蔵「主教訳聖書」1584年を参照
    ・日本語の美しさを改めて知り、カタカナはつとめて避けた
    ・著者の他本を蜷川幸雄氏が読んでお手紙をくれたそうで、蜷川氏が亡くなる前にこの本を届けたかった

    《ハムレット》
    34「わしはお前の父の幽霊だ」
    ※自分で幽霊と言うのかと笑ってしまった

    58「存在するかしないか そこが肝心だ」
    (生きるか死ぬかそれが問題だ)
    4つ折り本ではカッコの解釈も可能かもしれない
    しかし生きるか死ぬかだと唐突だ
    亡霊の言葉を今だに信を置けない、そのもどかしさを表明しているのではないか

    《感想》
    内容を知っているハムレットのみ読んだ
    安心して読め好感が持てた
    聖書の絡みがあるとは知らなく勉強になった
    折を見て再チャレンジしたい

  • 分かりやすい!!!!
    私は学生の頃にハムレットに手を出し、読み始めて数ページで全然内容を理解できず挫折してしまったことがありました。
    あれから自称読書家としてシェイクスピアという名作を読まずにいていいのか…気になりつつも難しいだろうなあと探さずにもいましたが…
    去年の秋ごろにこちらを発見。
    少し中を見るととてもわかりやすく登場人物が初めにちゃんと紹介されており、本当にわかりやすく読み進められました。
    また、当日の時代背景も注釈で書いてくれているのでそれもまたわかりやすい。。。

    まさに、新訳ならぬ、真実を解き明かす「真訳」だと思います!!!!
    やっと名作を読み切れました。
    シェイクスピアってこんなに面白いのですね!!

  • 訳されたセリフに細かに説明の注釈がついており、その時の時代背景や考え方を把握しながら読めるのがありがたかったです。
    初めて読んだシェイクスピアでしたが、非常に読みやすく、量も長過ぎずでちょうどよかったです。
    一冊で四つの物語を一気に読めるため、四大悲劇を教養としてさらっと読んでみたいひとにはベストマッチするのではないでしょうか。
    価格が少し高く気軽に手に取りにくいので星マイナス一つとしました。

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00614362

    イギリス史,文化への深い理解と資料を駆使して、シェイクスピア作品の背景にある史実や風俗を読み解き、その真の意図に迫る、初の歴史研究者による新訳!
    (出版社HPより)

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著者プロフィール

イングランドの劇作家、詩人であり、イギリス・ルネサンス演劇を代表する人物。卓越した人間観察眼からなる内面の心理描写により、最も優れた英文学の作家とも言われている。また彼ののこした膨大な著作は、初期近代英語の実態を知る上での貴重な言語学的資料ともなっている。
出生地はストラトフォード・アポン・エイヴォンで、1585年前後にロンドンに進出し、1592年には新進の劇作家として活躍した。1612年ごろに引退するまでの約20年間に、四大悲劇「ハムレット」、「マクベス」、「オセロ」、「リア王」をはじめ、「ロミオとジュリエット」、「ヴェニスの商人」、「夏の夜の夢」、「ジュリアス・シーザー」など多くの傑作を残した。「ヴィーナスとアドーニス」のような物語詩もあり、特に「ソネット集」は今日でも最高の詩編の一つと見なされている。

「2016年 『マクベス MACBETH』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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