よど号事件122時間の真実

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309223803

作品紹介・あらすじ

息づまる緊迫の五日間。満席の羽田発日航機が武装した赤軍派の男たちに乗取られた!!羽田→福岡→ソウル→ピョンヤン(北朝鮮)と劇的な展開をみせた日本初のハイジャック事件の知られざる全容を明かす力作。

感想・レビュー・書評

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  • 当時の事件を私は生まれていないからリアルでは知らない。
    佐藤総理、橋本運輸大臣、山村代議士の活躍が垣間見れる。山村代議士は身代わりとして行った。国士だね。

  • 福岡ー金浦間の飛行の経緯は、この本によれば、まず福岡・板付空港で朝鮮半島の地図(子ども地図帳みたいなので平壌の空港の位置、状況などまったくわからない)を渡された機長が仕方なくそれをもとに飛行、北朝鮮領内に入ったと思ったところで(38度線を越えれば北朝鮮だと機長は思っていたが、休戦協定ラインは半島東部の場合38度線よりも多少上になるのでそこはまだギリギリ韓国上空だった。また当時のボーイング727には自機の現在位置を示す装置がついていなかったのでわからなかった)韓国の戦闘機が接近してきて(機長は韓国籍か北朝鮮籍かよくわからなかった)、パイロットがそのまま行けという合図をして去ったあと、機長が平壌に向けて発信していたSOSに韓国の管制官が北朝鮮の管制官だといつわって応答、金浦空港に誘導、着陸させたらしいということ。でも韓国でも高官レベルで事前によど号が金浦に着陸するとかしろとかいう話はしていないようで、どの国の誰がよど号を金浦に着陸させるように工作したのか今でも不明となっている。管制官が独断でやれなくはないけれど、その人物を特定することもできていないということだった。
    そのほかにも本によって細かい事実関係が違う。おかしい。
    全体的に、乗客の命が大切といいながら日本側がすごい非協力的でおどろいた。

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著者プロフィール

1936年生まれ。東京大学卒業。日本テレビのアナウンサーとしてニュース部門を担当。東大闘争、成田闘争、浅間山荘事件、日中国交回復などを実況中継。「皇室日記」を長年担当。著書『浅間山荘事件の真実』など。

「2020年 『実録 昭和の大事件「中継現場」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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