モンテッソーリ教育を受けた子どもたち---幼児の経験と脳

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309244976

感想・レビュー・書評

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  • この教育理念においては、教育する側は、子供自身が自分を作り上げていくことを助けるというスタンスをとる。
    何かを教え込むとか、入れ込むのではなく、
    その子の本来の姿を実現するために、教具や教諭が存在する。
    3~6歳の期間に、手を使う作業を集中してやることを通して、
    自分の人生を自分らしく生き抜く力が育つ。
    教諭は、子どもをよく見て、そのときどきに適した助け方をする。
    主体は、あくまで子ども。

    幼児期に育ったものが、その後の人生の核となる。

    この幼児教育を受けて育った子どもたちが成人となった後の調査を読むと、自分は何をしたいのか、そのためにはどうしたらよいかを自分でつかんでいることがわかる。
    また、自分同様、他者も大事にする心、違いを認める心などが育っていることがわかる。

  • 前半部分は、かなり手前味噌な成功談ばかりですが、モンテッソーリのエッセンスを解説する部分はかなり手際が良く、有益なように思います。

    モンテッソーリが考案した教具の世界というよりは、こどもの自律性を支援するための独特の方法論の方に軸足をおいて解説されています。

    本のコンセプトとして、家庭でも、誰でもできるモンテッソーリ教育だからです。エッセンスとして、折に触れて読み返したい要約になっています。

  • 読書期間:2010年7月20日-21日

    マリア・モンテッソーリの教育を受けた子供がどの様に成長をしたか。
    その時に経験をした時の脳の状態と併せて併記しています。

    「脳科学」という専門的な事は解りませんが、
    姪に物事を教える時等に、とても参考になりました。

    ・何でもかんでも私からするんじゃなくて、
     じっと子供のする事を見守ってあげる
    ・解らない事までを、手でゆっくり動かして見本を示す

    この2点を心掛けて、姪に接しようと思います。

  • モンテッソーリメソッドで育った子供達のその後。モンテッソーリ保育園に通う娘が将来こういう子になってくれるかなあ、とよみました。

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著者プロフィール

相良敦子(さがら あつこ)
1959年生まれ。脚本家・作家。
学習院大学文学部史学科卒業。
制作現場を経て、NHKの脚本懸賞入賞を機にデビュー。
以後、テレビドラマを中心に、ラジオ、映画、舞台、小説、絵本と、幅広いジャンルで執筆している。
主なテレビドラマに、連続テレビ小説「ウェルかめ」、「バッテリー」、「七子と七生」、「昨日の敵は今日の友」、「シングルマザーズ」、「サイレント・プア」(以上NHK)など多数。

「2022年 『感動する、を考える』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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