- Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309247663
感想・レビュー・書評
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子どもへのまなざしを抜粋簡略化したイメージ。本書だけだと,行間をしっかりと読み解く能力とセンスが必要となる。ただ,子どもへのまなざしはボリュームがとにかくあり,三部作構成になっているので,手元に置いておくにはこの本で十分なのかもしれない。でも,本書の内容を十二分に理解するためには,原点たる子どもへのまなざしを通読することをオススメする。
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私は子育てをしたことがないのがコンプレックスであり、理想論を語れるのが長所。
多少なりとも教育に携わると、
・勉強ってなんのためにするのか
・自立ってなんだろう
・愛情ってなんだろう
・『いい子』ってなんだろう
と、いつも自分に問いかける。
家庭でするべきことと、学校でするべきこと、塾でするべきこと、それぞれに役割がある。
そんな事を考えながら、一生出せないかもしれない答えと向き合いました。
『いい子とは大人にとって都合のいい子のことです(文中より)。』
これが一番刺さった言葉。 -
大好きな佐々木さんの本。過干渉にならないよう、十分に甘えさせて育てたい。
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子育てについて、私がもっとも信頼している方。母としてどういう心でいればいいのか、その芯の部分を教えてくれる。時代や流行で変わらない、おそらく母としていつの時代でも大事な根っこの部分。子どもたちを思う温かさから出てくる言葉たち。この本で書かれていることを間違わなければきっと私の子育ては大丈夫と強い気持ちにさせてくれる。子どもへのまなざしを簡潔にまとめたような内容なので、いつも近くに置いておいてすぐに読みたい。愛情を注ぐこと。子どもの欲求に応えること。受け入れること。
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難しいことは書いてない。子育てに大事なことは親のあったかい愛情なんだ、と難しいことぬきに立ち返ることができる。
叱ってもすぐ忘れるのがこども。それでも繰り返し失敗して何度も言う。人格や自尊心を傷つけるような叱り方はせずに、すぐ忘れるような叱り方をすればいい、という箇所が深く心に残った。
時々読み返したい。 -
いい子に育てるには
自律心や主体性を身につけさせるには
自立できるようにするには
競争心と協調性を健全に育てるには
創造力を育むには
などなど子育てのヒントが満載
「この本は、いつでも親子を幸せにします。」──帯より
悩み多き子育てがラクになる児童精神科医佐々木正美の最新刊
と言いつつ二十年以上前に刊行された2冊の再編集・加筆修正版 -
筆者の温かいことばと岡田千晶さんの挿絵があいまって、絵本を読んでいる気持ちに。子供の全てを受け入れる大きな心とひたすらに子どもたちの幸せを願う眼差しが深い。人間の土台が私はぐらぐらだなと思う。そんな大人も読むことを考えてか、「やり直しは何歳からでもできるし、そうしなければならない」で終わるのでホッとする。自立とは社会の中で主体性と協調性を持って暮らすこと。勤勉さとは集団の中で何が果たせるか、自分の役割を担おうと積極的に参加していく態度があること。分業は差別感情を芽生えさせるが社会は分業で成り立つため、どう対応していくべきか一緒に考えることが大切。母性の話等、社会との関わりや家庭のあり方など賛同できない部分もあるが、児童精神科医としての経験則からでているのだろう。あるべき論ではなく、たくさんの事例を見てきた医師の感覚として受け入れたい。
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なんか、20年くらい前の本みたい…
と思って奥付を見たら「2016年初版」。
えっほんとに??
とさらに見たら、1989年、1994年の本を一部再編集し、加筆修正したもの、とのこと。
大納得。 -
育児している人の全員に読んでほしいと感じた。