「愛」するための哲学

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309249957

感想・レビュー・書評

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  • 自分を商品化してしまう行為。これに注意する。

  • 「愛」を人間はどういうものだと考えているだろうか。
    「好き」のさらに上というような単純なものではない。
    「愛」とは溶け合うこと。一体になること。
    「恋」の発展だけが「愛」になるのではない。
    世界の様々なことを愛することができ、愛するということは、自分も相手もモノも雰囲気も受け入れることである。
    現実をストレートに見ることである。

    没頭する時間、無の時間。
    時間というものすら見えなくなる。
    今自分が見えている世界も、見えていなくてこれから見れるようになるかもしれない世界も愛したい。

    この本を読むことで、
    「愛」で日々が、そして世界がより良くなることが想像できる。

  • 愛とはなんなのかと言うことを著者の経験や独自の見解で解説した本。
    愛という目に見えず不確実で流動的なものを私達は求めているのだろうか。
    「愛されたい」という受身の姿勢では本当の愛は掴むことができない。と言うよりも愛が何かということを感じることができないのだ。
    自発的に愛することが愛を知るための手がかりになる。自らの人生を生き、深く深く目の前のことにのめり込む事がもしかしたら愛の一つの側面なのかもしれない。
    ただただ恋愛的な感情から自然と愛は生まれるのではないということ。

  • とにかく読みやすくて分かりやすい。
    「愛」とは何か。時代を超えても普遍的に存在し、哲学者や有識者が口を揃えて唱えてきた変わることのないその「愛」を現代の実情と照らし合わせながら丁寧に導き解説してくれる。読み終えた頃には、1人でいること(パートナーがいない)を嘆くどころか、今日という1日に希望を持てる様な感覚になった。繰り返し読みたい一冊。

  • 哲学書を最初から最後まで読んだのは初めて
    集中して読まないと理解できないことが多々あったが、読書をすることもまた『愛』を知るための過程であるとのこと
    読書自体に時間を割き、集中することが贅沢な時間の使い方のよう

    ただ、愛を知らない私には難しいことが多かった

    自分を愛することが大事、全ての物事は得難い経験でありお金で片付けるのはナンセンス

    意識してみようとは思いました。

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著者プロフィール

白取春彦(しらとり・はるひこ)

青森市生まれ。ベルリン自由大学で哲学・宗教・文学を学ぶ。哲学と宗教に関する解説、論評の明快さに定評がある。
主な著書に、ミリオンセラーとなった 『超訳 ニーチェの言葉』のほか、『頭がよくなる思考術』(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)、『この一冊で「聖書」がわかる!』(三笠書房《知的生きかた文庫》)、『行動瞑想 「窮屈な毎日」から自由になるヒント』(三笠書房) など多数。

「2023年 『超要約 哲学書100冊から世界が見える!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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