天体観測図鑑 ヴィジュアル版 新装版

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309252162

作品紹介・あらすじ

肉眼での観測から天体写真入門まで天体観測のすべてを解説した必読書!星空を徹底的に楽しむためのパーフェクト実用ガイド。

感想・レビュー・書評

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  • 肉眼、双眼鏡、天体望遠鏡、写真と、それぞれの機材での観測について具体例が満載。また、主要な天体の観測の見どころについてもフォローされている。天文、特に具体的な天体観測に興味を持ったら目を通しておきたい。
    観測と言わず星空観望くらいで終わるつもりの人でも、このくらいのことを知っていれば楽しく観望できる機会も増えてくると思う。
    星座観望に関しては本書でも出てはいるが、特に初心者の場合は、私もそうだったのだが、どこにどの星座があるかわからないという問題があると思う。本書でもその辺のフォローはもちろんあるのだが、できれば浅田英夫『誰でも探せる星座』あたりでフォローしたい。併せてビクセンの星座双眼鏡SG2.1×42を購入すると、既存の双眼鏡よりも視野が広いので星座探しの時に楽だろう。
    天体望遠鏡は、あれば好きな時にいろんなものを見ることができるのだが、それはある程度星座が頭に入っている前提での話である。初心者は天体望遠鏡をどう使うというハードウェアの問題と併せて、いつ、どこに何が見えるかがわからないといつソフト面の問題もあるので、星座観望に耽るのは、それ自体趣味としても、天体望遠鏡購入へのステップとしても悪くないと思う。しばらくは双眼鏡片手に星座観望してもいいと思う。もちろん私みたいに形から入って無理矢理天体望遠鏡を買って、無理矢理星座を覚えるのも、アリと思えるなら方法である。
    なお、本書は2016年12月29日現在ではAmazonでは古本しか入手できない。安いので遠慮なく買えばいいと思うが、似たような内容の本に同じ著者の『星空への招待』という本があり、こちらは新品で手に入る。検討してほしい。
    また、天体望遠鏡は、それなりに本格的なものになると結構高い。それなりにきちんとしたものを買おうと思ったら(何をもって「きちんとした」ものとするかは結構難しいのだが)、5万くらいの出費は覚悟して欲しい。なので、選び方についつは本書でも相当詳しく出てはいるが、浅田英夫『誰でも使える天体望遠鏡』も読んで欲しい。そもそも天体望遠鏡なんて安いもんじゃないんで、この本を買う投資は決して無駄にはならない。

  • 月や惑星の観測について詳しく書かれた本。
    流れ星の解説もあり、助かりました。

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著者プロフィール

藤井 旭:山口県山口市出身。1963年多摩美術大学デザイン科卒業。1969年、仲間とともに白河天体観測所を建設。1995年、オーストラリアにチロ天文台南天ステーションを建設。日本を代表する天体写真家であり、天文、天文趣味に関する著書多数。

「2018年 『星と星座が光る 星座早見』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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