すて猫カテキン

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 51
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本
  • / ISBN・EAN: 9784309267685

作品紹介・あらすじ

マンハッタンのツインタワーが崩れ落ちた朝、そのいとしい命にわたしは出会った!出会いと別れいじらしい奮闘。

感想・レビュー・書評

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  • 2001年9月12日、マンハッタンのツインタワーが崩れていく映像が繰り返し流されたその朝、小さな公園の植え込みに半分埋もれて、まだ目も空いていない子猫が2匹鳴いていた。
    既に5匹の猫と同居していた著者は、情が移らないように名前を付けずに世話をしながら、飼い主を探した。

    しかし、動物病院にかかるためには名前が必要で、カテキン(♂)、リコピン(♀)と名をつけた。
    そのうちのカテキンは、ゼイゼイと音のする呼吸をし、薄い鼻水でいつも鼻が濡れていた。
    だけど突然死んでしまったのは、リコピンの方だった。

    著者はひとり残されたカテキンを気遣い、今まで以上に注意深く世話をしたので、カテキンは元気になった。
    そして著者や同居の猫たちに甘えたり、イタズラしたりして成長していくのだけど。

    とにかく、子猫の可愛さったら無敵です。

  • 当たり前ですが、とにかくかわいいです。
    拾われて元気になったカテキンですが、拾われても、捨てられていた状況により弱り助からなかった子もいます。現実的な状況がとても伝わってきていい本ですが、個人的に『ねこの赤ちゃんひろいました。』の方がオススメです。

  • 捨て猫ちゃんの成長記録本。

    悲しい感じもするけど、それを超える可愛さがあります♪

  • カテキンの成長記録。
    私の猫本コレクションの中で一番好きな本。
    本を貸した知人に、「カテキンがさすけに似てる」と言われ
    ますます好きになってしまった。

  • 写真と文章のバランスが好き。猫が「〜だにゃ」などという写真集に食傷気味の方へ。

  • ツインタワー崩落の時、出会った小さな子猫…。
    カテキンの成長記録と仕草が凝縮されて(*´д`*)ハァハァ

  • 2002年9月11日の明け方、ニューヨークのツインタワーが崩壊し、多くの人命が失われた画像を見続けた著者は、ひとつのいとしい命に出会う。生後5日目の汚れ、病んだ子猫と著者のその後の関係を写真と文章でたどる感動の写文集。

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著者プロフィール

1962年愛知県生まれ。犬猫写真家。1988年よりテレビ番組制作の仕事につき、写真と映像を学ぶ。世界を旅して出会った猫や犬と人々との関係を、写真とエッセイで発表し続ける。近著に『猫のハローワーク』『猫のハローワーク2』(講談社文庫)をはじめ、『世界の看板にゃんこ』(河出書房新社)、『わたしが撮りたい”猫となり”』(主婦の友社)など。


「2022年 『世界のまどねこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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