- Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309277073
感想・レビュー・書評
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K図書館
2016年原画展の図録
絵にする前のスケッチ画や白黒、カラー作品が数多く掲載
本のサイズがA4で大きくてよい
文章の字は小さくてさらっと読んだ程度
○絵について
・かぎ爪の波の絵の描き方が北斎に似ていた
88ページ
・着物とデザイン性があるニッカポッカを穿いて、バレエを踊っている絵が非常に滑稽
無表情なのが滑稽さを際立たせる
105ページ
この絵はオペレッタ「ミカド」の デザインした衣装だそうだ
陰湿な作品が多いのだが、図録でまとめて見ると、この細かい線の描写は芸術以外の何ものでもない
改めてゴーリーすごい
また人物もひねくれた性格で自己流の作家かと疑わなかったが、ハーバード大で在学中から雑誌に発表してたなんて凄腕のエリートだ
○ゴーリーの人物
1925年シカゴで生まれ
新聞記者の父、引っ越しの多い少年時代を送り両親が離婚その後復縁する一人っ子
イギリス古典文学を愛読
1943年シカゴ ART インスティチュートで半年美術を学び 従軍により中断
戦後21歳ハーバード大でフランス文学を専攻
東洋文学に興味
在学中から雑誌に発表
1950年卒業後25歳すぐ本の仕事を手掛け始める
タイトルやロゴテキストの文字も手がけた
卒業後大学時代の学友と演劇を立ち上げ仕事に携わる
1953年28歳ケンブリッジからニューヨークに出て出版社に就職
後に転職しながら自身の出版も
25年以上バレエに通いつめた
1983年58歳ニューヨークを離れ少年時代に訪ねていた避暑地ケープコッドに移り住む
2000年心臓発作のため 死亡
旅行嫌いで有名で日本は訪れたことはない
愛読書が源氏物語、友人にあてた龍安寺の絵はがき、浮世絵の影響を感じさせる作品があったりと、日本への関心の高さが残っている
○インタビュー記事
どういうわけか人生における私の使命は人をできるだけ不安にさせることなんですよ
人はみんなできるだけ不安になるべきだと思うんです
世界というのは不安なものだから詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展覧会の図録
練馬美術館では売り切れだったので、図書館で読めてうれしかった!
ゴーリーの魅力は、細かい線、そして絶妙なデザイン
文章や絵は不安をあおるが、絶望的の中になぜかおかしみがある
母あての封筒の絵が素敵だった -
エドワードゴーリーの人柄などの紹介があって興味深かった。
シュールな絵はハマる -
兵庫県立美術館の「エドワード・ゴーリー 優雅な秘密」展で購入
装丁はすごくいいけど、図録でしかないかなぁ
展示で見た絵を思い出す手ががりにしかならないのがやや残念 -
「エドワードゴーリーを巡る旅」
2023.4.8~6.11
松濤美術館
この本は、4年前の図録。
「エドワード·ゴーリーの優雅な秘密」
2019.9.29~11.24
練馬区美術館
初めて「ゴーリー展」をみた時は、作品の緻密な線ばかりに気を取られていた。
2度目の今回は、ゴーリー自身に興味がわいた。
展示会場には作品とともに、モニターがあって、アメリカ、ケープコッドの美しい風景が写し出されていた。
そこには、ゴーリーの終の棲家があり見学もできるらしいんだけど、
年配の男性と女性が出てきて、それぞれが懐かしそうにゴーリーを語っていた。
あれっ?ゴーリーって変わり者で、人嫌いのイメージだったけど違うのか…
p.7
“ゴーリーと顔を合わせた人が揃って口にする印象は、親しみやすいと同時に用心深く、驚くほど多彩な話題(自分自身を含む)について気さくに語ってくれるが、つまるところあまり多くを明らかにしたがらないというものだ。”
結局、どうなの?と思うけど
“絵を描いて欲しいという依頼にはいかなるものでも応じた…” とも書かれている。
ほかにも、『源氏物語』や浮世絵にも興味を持っていたことがわかり親しみを感じる。
また
濱中利信氏のゴーリーコレクターになった経緯も興味深い。
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九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1208010 -
これも2016年から流通していた本?2019/10/26の練馬美術館での講演会で柴田元幸さんにサインをいただきました。講演会、最高でした!
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2000年のゴーリー没後、各国を巡回した原画展を初めて日本で展示する「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展。多数の原画・書籍・資料を大公開、作家の多彩な制作活動と優雅な秘密に迫る!(アマゾン紹介文)
うーん、読むのが早すぎた。
もう少しゴーリーの本を本を読んでから出直してきます。
それにしても、展覧会が二年前に…しかも兵庫で…行きたかった…。 -
美しい図録。絵本でよむとどうしても構成に意識が行くが、このカタログ形式だと一枚一枚の絵の筆致を追って楽しむことができた……が、やはり、これを絵本で一連のものとして見るとどうなってるんだろうと気になってしまう。
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■書名
書名:エドワード・ゴーリーの優雅な秘密: 展覧会公式図録
著者:カレン ウィルキン、濱中 利信、柴田 勢津子
■概要
2000年のゴーリー没後、各国を巡回した原画展を初めて日本で展示
する「エドワード・ゴーリーの優雅な秘密」展。
多数の原画・書籍・資料を大公開、作家の多彩な制作活動と優雅な秘密に迫る!
(From amazon)
■感想
2016/4現在、関東でやっておらず会場に行けないので展覧会公式図録
を購入しました。
基本的にはゴーリーの絵がメインで記載されており、各本から抜粋された
原画が記載されています。
コレクション的な本であり、これがあったからどうという本では無いです。
ごーりーの本が読みたいのであれば、この本ではなく、ゴーリーの何か
の本を買ってください。
これはあくまで、展覧会公式図録であり、コレクション本です。
コレクション本としてとしても、もう少しレアが絵を記載して頂けれ
ばうれしかったです。