狐のだんぶくろ: わたしの少年時代 (河出文庫 し 1-26 澁澤龍彦コレクション)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 103
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309404943

感想・レビュー・書評

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  • 戦前に少年時代を過ごした著者の懐かしい記憶の数々。
    数々のノスタルジックなセピア色の思い出話の途中に戦中の空襲の激しさや悲惨さが織り込まれて、著者が楽しい少年時代から戦争を経験して青年になる過程を覗き見している気分になりました。
    しかし…エッセイに登場する童謡がほとんど分かりませんでした…。時代時代で童謡も変わるものなのですね。

  • 渋澤氏の子供の頃の記憶。家族全員で読んでしまった。<br>【東京の粋】そしる最後の世代だといわれてますが…<br>ちょろぎ・・・今のスーパーでは【ちょうろぎ】ですね(笑)<br>しかし、よく覚えているなあと。東京タワーのリリー氏も幼い頃の駄菓子屋とか、非情に鮮明に覚えていて凄いと思いましたが(笑)多分、幼い頃から、毎日の過ごし方が違って多様な…アレ?買い被り?すぎ???

  • 郷愁。昭和のはじめに少年時代を過ごした著者。懐かしのあの頃が書き綴られている。

著者プロフィール

1928年、東京に生まれる。東京大学フランス文学科を卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介。また「石の夢」「A・キルヒャーと遊戯機械の発明」「姉の力」などのエッセイで、キルヒャーの不可思議な世界にいち早く注目。その数多くの著作は『澁澤龍彦集成』『澁澤龍彦コレクション』(河出文庫)を中心にまとめられている。1987年没。

「2023年 『キルヒャーの世界図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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