十年ゴム消し (河出文庫 い 10-1)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309406060

感想・レビュー・書評

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  • 2010年9月6日読了。忌野清志郎の私的日記・詩集。「僕の好きな先生」がヒット、その後泣かず飛ばずながらも井上陽水と共作した「帰れない二人」の印税などで食いつなぎながら国立あたりでうだうだくすぶっていた、キヨシローの生々しい思い、逡巡、夢、同居人への視線などが横溢している。技巧的な文章とは思えないが、ぶっ飛んだ言葉選び・不敵なフレーズの中に出てくる隠し切れないやさしさ・よわさがこの人の魅力だったんだろうな。ジョン・レノンの文章にもちょっと似ているような感覚がある。

  • そんなに洗濯機が好きなら結婚しちまえ。だっけ。

  • 私は初版で持っていますが、清志郎の若かりし頃の思想に非常に感化されました。言葉は簡単なんですが物凄く深い。やっぱ清志郎は凄いですよ。王様通りこして今や神ですから。

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著者プロフィール

バンドマン。1951年4月2日-2009年5月2日。1968年、高校在学中にRCサクセション結成。1970年、「宝くじは買わない」でデビュー。「ぼくの好きな先生」「雨あがりの夜空に」「トランジスタ・ラジオ」「スローバラード」「い・け・な・いルージュマジック」など多くのヒット曲を放ち、日本のロックシーンの開拓者として、後続のバンドマンたちへ多大な影響を与える。1991年にバンド活動休止後も、ソロ活動のほか俳優、絵本の執筆、サイクリストなど、活動は多岐にわたる。また日本語の使い手としての才能も高く評価されており、『エリーゼのために』『十年ゴム消し』『瀕死の双六問屋』など著作多数。

「2020年 『使ってはいけない言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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