リレキショ (河出文庫)

著者 :
  • 河出書房新社
3.47
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本棚登録 : 1409
感想 : 174
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309407593

感想・レビュー・書評

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  • 心が温まる、ほっこりする本でした。文章、物語の内容、個性的な登場人物や登場人物達の会話、ひとつひとつに温めてもらいました。こんなにも優しさと暖かさで包まれてる本は珍しいと思います。

  • 何を以って自分というものは定義されるのだろう。
    名前、職業、年齢・・・
    「履歴書」に書かれるものは表面的なものでしかなく、他人からはそれを通して自分というものを定義されるけど、自己認識はそうじゃない。

  • ダラダラと日常を書いたようなお話
    まず主人公が何者かわからないまま話が進みますが、通常なら段々と種明かしされていくはずなのに、結局ハッキリしない。
    何故に姉さんに拾われることになったのか、拾われる前は何をしていたのか、読後感スッキリしないかな。

  • 誰もが一度は感じたことがある「今、この瞬間が終わってしまうのが惜しい」という感覚を追体験できた。日常の中で見過ごしがちなそうした経験を、自分も心の中に大切に留めていきたいと思った。

    個人的には、気になるところを多く残したまま呆気なく終わってしまい、後味がいいとは言えないと思ったが、それも良さと言えば良さといえるとも感じた。

  • 不思議でふわふわしててあったかい話やった。

  • 最後まで半沢良の素性がわからなかったところがむしろ創造力をかきたてる。
    ウルシバラや主人公の生活リズムがなんとなく好き。

  • 好きです、こういう小説。
    唐突に始まる世界観で突き進む力強さ、そして青春の疾走感。

    意思と勇気さえあれば、大抵のことはうまくいく

    確かに、前に進む意思、大事です。

    意思さえあれば、前であれ後ろであれ進むのだから。

  • ただフワフワしてるだけ。
    インテリジェンスもユーモアも中身も全くない、ないないずくしのもやもや小説。
    短いのが唯一の救いか。長編だったら最悪だった。

  • 言葉のセンスと日常のラフな感じの描き方がとてもいい。中村航の雰囲気を味わえるだけでこの本を読んだ甲斐がありました。ウルシバラと半ちゃんのいい距離感。上から眺めたい距離感が本当に大好物です!起伏に富んだ作品ではないけれど、詩的なセンチメンタルな気持ちにしてくれる味わい深い作品でした!

  • 色々と想像させられる内容。ラブレターが招待状って素敵な表現でした。読後感は爽快で心地よい...。文章も読みやすく、さーっと読めた。

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著者プロフィール

建築家。博士(建築学)。株式会社MOSAIC DESIGN代表。
1978年東京都生まれ。2002年日本大学理工学部建築学科(高宮眞介研究室)卒業、2005年早稲田大学大学院修士課程(古谷誠章研究室)修了。2008年同大学博士後期課程単位取得退学、助手・嘱託研究員を経て、2010年〜16年東京大学大学院隈研吾研究室助教。2011年東南アジアのストリートの屋台に関する研究で博士(建築学)取得。同年建築設計事務所MOSAIC DESIGN設立。明治大学I-AUD、早稲田大学、日本大学などで非常勤講師を務める。店舗・住宅・ホテル・商業施設・マーケットなど、屋台からアーバンデザインまで、何か楽しいことやりましょう!をキーワードに大小さまざまなプロジェクトに取り組んでいる。

「2023年 『POP URBANISM』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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