- Amazon.co.jp ・本 (245ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309413037
感想・レビュー・書評
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前作の「ボタニカル・ライフ」に衝撃をうけ購入。
衝撃度という点では、前作の方が強かった。新聞連載をまとめたものみたいなので、一つの話題に対しての、文章量が少ないのが残念だった。
話題には事欠かないはずなので、続編を出して欲しい。育て方のハウツー本は読む気がしないが、この手のものなら、いくらでも読みたい。案外無いんです。
チャペックくらいしか思いつかない。が、読んでも、広大な庭が羨ましくなるだけ。
私も小さな庭でチマチマ植物を育ててているが、
右往左往しながら、虫の食うのに任せ、日々、一喜一憂しながら、園芸を楽しんでいる。 -
自宅のベランダで育てている植物について、ユーモアあふれる文章で綴られているエッセイ。
時に頷き、あちこちで吹き出してしまう面白さ。
買ってきたものの枯らしてしまう、思いがけず復活する、ついいろいろ買ってしまう…などなど、植物好きとして共感できる内容が多々あった。
何かまた新しい植物を増やそうかな。 -
p.2023/3/29
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文章のリズム感、言葉のチョイスが心地よい。私もこんな文章が書きたい!
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この本を読みはじめてから、今まで街を歩いても全然気づかなかったところに実はたくさん植物があるのが目に入るようになった。桜が下をむいて咲くというのもこの本を読んだのがちょうど桜の時期だったので、同じように外に出て確かめてみたら本当にそうだった。花と目があうというのはこういうことか!と気づいて植物との向き合い方が大きく変わった。今では私もベランダーの仲間入りです。
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ボタニカルライフと比べてしまうと物足りないが、短いエッセイなので好きな植物から読めるし、筆者の視点も面白い。
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ボタニカルライフに次ぐ「ガーデナー」のエッセイ第二弾。
ガーデナー初心者として、色々と学ぶことが多い。失敗をしても、枯らしてもいいから、植物と一緒にやっていけばいいんだ、ということがもっとも勇気づけられる。
ステイホームの日々、散歩、ヨガに続く趣味に。 -
いとうせいこうが自宅のベランダでいろんな花や植物を育て、愛で、枯らしてはまた新しい鉢を買ってホクホクする、そのささやかな喜びと楽しみの記録。
園芸が好きなわりにはガチガチに調べて育てたりしない自由派なので失敗も多いのだけど、自然に任せる感じが良い。
日々の小さな変化に驚き、喜び、期待し、失敗して悲しんでは、新たにまた繰り返す、大の大人が一喜一憂するおかしみと、不思議ないとおしさ。
わたしは園芸には全く興味はないのだけど、こういうのっていいなぁと思う。