ミーのいない朝 (河出文庫 い 9-3)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413945

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  • 1977年、子猫はフェンスの穴から落ちないようにしがみついていた。
    稲葉さんと愛猫ミーとの愛しい日常を描くエッセイ。
    何をするのもミーを優先。
    そのため、夫とは別居のちに離婚となる。
    P85〈私はひとつを失い、別の場所へと移行する〉
    それは誰にも止められない。
    ミーに支えられてきたが、その日常の終わりが近づいてきた。
    詩人でもある稲葉さんの言葉から伝わる覚悟。
    1997年、ミーは息絶えた。
    あとがきで〈書くのにずいぶん時間がかかってしまった〉と。

    稲葉さんは2014年に逝去。

  • 図書館

    昨日までいた猫が今日はいない。
    可愛がっていた猫の存在の大きさ。
    後半はちょっぴり涙がでました。

  • “ミー、さようなら。20年間ありがとう。あなたと一緒に暮らせて、本当に幸せだった”。愛猫ミーとの光満ちた日々。その出逢いと別れを通し、深い絆を描く感涙のエッセイ!巻末に未発表原稿収録。

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著者プロフィール

1950年、愛知県生まれ。作家。著書『エンドレス・ワルツ』『琥珀の町』『抱かれる』(いずれも河出書房新社)、『ホテル・ザンビア』(作品社)ほか。

「1994年 『自殺者たち 一日一死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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