- Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309414263
感想・レビュー・書評
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こちらの作品の方が好きです。
傍から見ると不思議な関係が当人達も考えながらもそこでの生活を選んでいる。
主人公も周りの人達もそれぞれのちょっと残念な過去があったり、後悔があったりしながら亡くなってしまった主人公の旦那さんとの繋がりで自分達の今後に向き合っていく。無理をしないで力を抜いて生きていく姿と重くは感じさせない話にほっとしながら読めた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この作品、すごく良かったです。
最近読んだ本の中で一番好きかも。
夫を癌で亡くしたテツコは、その後も義父と二
人で同じ屋根の下に暮らしている。
…なぜ一緒にここにいるのかと言う理由も、暮らしているうちに曖昧になりつつあった…
という二人の日々。
この日常の描き方が何とも楽しく、絶妙なリズムのある文章が面白い。
そして章を重ねるごとに、二人の過去が紐解かれていく。
この作品は死を扱っているのに、悲しいだけではなく、なぜか面白い。
身近な人の死は、誰にでも起こる出来事。
その時私はそれを受け止め、しっかりと生きていく事が出来るだろうか。
「世の中、あなたが思っているほど怖くないよ。大丈夫」
と言う作中の台詞が好き。-
aoi-soraさん、おはようございます。
たくさんの「いいね」とフォローありがとうございます。
aoi-soraさんの本棚は優しい雰囲気...aoi-soraさん、おはようございます。
たくさんの「いいね」とフォローありがとうございます。
aoi-soraさんの本棚は優しい雰囲気だなぁと思いした。
どうぞよろしくお願いします♪2022/03/19 -
地球っこさん、おはようございます。
コメント頂いていたのに、気付くのが遅くてゴメンナサイ。
本棚が優しい雰囲気だなんて、嬉しいです( ꈍ...地球っこさん、おはようございます。
コメント頂いていたのに、気付くのが遅くてゴメンナサイ。
本棚が優しい雰囲気だなんて、嬉しいです( ꈍᴗꈍ)
地球っこさんは韓国の文化がお好きなんですね。参考になる本か沢山です。
どうぞ宜しくお願いします!2022/03/31 -
aoi-soraさん、おはようございます♪
大丈夫ですよ~
どうぞお気になさらないでくださいね。
わたしはすっかりaoi-soraさんと...aoi-soraさん、おはようございます♪
大丈夫ですよ~
どうぞお気になさらないでくださいね。
わたしはすっかりaoi-soraさんとお友だちになった気分で、本棚にお邪魔させていただいてました。
aoi-soraさんの読まれた本、ちょっとずつ被っていて、なんだか嬉しいなぁって♡
あ、そうです。昨年から韓国の文化にはまっちゃってます。
そこから中央アジアやら人類学やら、いろんな方向に興味が向いたりして、本のなかで世界を放浪してます 笑
なかなか日本の現代小説の世界には帰国できてません。
たまに帰ってきても平安時代とか 笑
そんなちょっと変わった本棚かもしれませんが、aoi-soraさんとこれからも気楽にお話できたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
2022/03/31
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テツコとその義理父ギフは、テツコの夫一樹が亡くなった後も同居している。
テツコと一樹、ギフ、に関わる人達との温かい話。
亡くなった一樹やギフの妻夕子の事を、どう受け止めるのか、生きる事ってどんな事なのか、それぞれがそれぞれの視点で考え、心に落として、決着をつける。
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出てくる登場人物全てが、温かく、考え方や発する言葉が、心に染みる。
テツコの恋人である岩井さん、一見トンチンカンな様でいて、その考えの先には優しさと少しのw賢さで溢れている。
自殺しようとした少女にあげた名刺に書いた「魔法のカード 強 中 弱」。私も欲しい。笑
一樹の幼馴染のタカラは、一樹の死後笑えなくなってしまうけど、ギフから貰った「呪文のようなスペシャルな言葉」で、笑えるようになる。
「あそこから、ずっと見ててあげるよ」
亡くなった人のことを、どうやって心に落とすのか、どうやって自分を納得させるのか、それはものすごくパワーがいることで、向き合う事はとても辛い事。
ギフの言葉がそれを物語っていた。
「人は変わってゆくんだよ。それは、とても過酷なことだと思う。でもね、でも同時に、そのことだけが人を救ってくれるのよ。」
なんて言っていいか、悲しいのだけど、辛くない、幸せになるヒントを貰ったような話でした。 -
タイトルに惹かれて手に取った本。結論から言うと、とても好き。オススメ!
何気ない日々を切り取って淡々と物語は進行して行きます。死を取り扱った作品にも関わらず、全体的に優しくて暖かい文章が絶妙なバランスを保ってくれています。
読後、とても優しくほっこりした気持ちになれる本です♪ -
何か、ひっかかるものがあって、一歩が踏み出せない。
そのひっかかりは、なにかのきっかけで取り除けるものかもしれない。
そう、ちょっと外せば、その一歩が踏み出せる。
ほかの人からすればどうでもいいことかもしれない。
だから、たいしたことではない。
そう、それでいいの。踏み出そうよ。
そんなようなことを言っているのかな。
重松さんの解説を最後に読んで、またいつか読み返そう、と思いました。
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「夕子」
人が幸せになろうとしているのに、頼まれてもいない余計な占いをしていました。過去にそういう人が本当にいたことを思い出しました。こういうことはやめようね。。。 -
嫁のテツコと義父のギフ。夫の一樹が亡くなった後も一緒に暮らし続けるふたりと、それを取り巻く人たち。それぞれが大切な人の死を受け入れ、少しずつ前に進み始める。悲しみを抱えながらも、優しくユーモアがある人たちのとても穏やかな日々が綴られており、読んでいて心地よかった。小さな幸せを見逃さず、一日一日を大切に生きたいなぁと思った。
誰かの死を受け入れることは自分の生を見つめることでもあるんだなぁ。死んだら、もういないと受け入れるのも、どこかで見守ってくれていると願うのも、自分の中に生き続けると信じるのもいい。自分で納得できる答えを見つけられたならそれでいいと思えた。ぽんって背中を押して肯定してくれる感じ。テツコとギフが、悲しくてもおいしいと幸せを感じる場面があるけど、生きるってそういうものなのかもしれない。 -
なんかよかったなあ。
すごく良かった。
今まで読んできた、考えてきた、いろいろが詰まってる感じ。
出てくる人がみんな真面目くさっていなくて、でも誠実で、人間味があって。
じんわり再生に向かう物語。
言葉をあげる
言葉が欲しい時がある
でもなんの言葉が欲しいのか、なんの言葉を求めているのか、自分でも、なかなかわからない。
とりあえず言ってみて、聞いてもらって、
自分の気持ちに合う言葉がなんなのか、気づいていく。
言葉をもらう
自分の言葉をゴミと思うか
ゴミではないコトバ
ちゃんとしたコトバに聞こえたコトバ
八木重吉さんの詩
言葉の力
言葉をあげる
やっぱり、言葉って効く
この年の終わりにこの本を読めてよかった。 -
ほっこりあったまるというのは、こういう作品のことを言うんだと思う。
大事件が起きるわけではない。
ちょっとした事件はあるけど、それは登場人物たちの「日常」として描かれているにすぎない。
冷静に考えたら割と問題だよなぁと思うことも、みんなの「まぁなんとかなる」というスタンスのおかげで、読者も「なんとかなるんだろうなぁ」と自然と思えてしまう。
過去に亡くなった人は、いま生きてここにいる訳ではないけど、生きている人たちの心の中にたしかに存在している。ふとしたときにその人のことを考える。そうやって、生きている人は少しずつ前に進んでいく。振り返るのが悪いことではなくて、ゆっくり進めばいい。
生と死という重くなりがちなテーマを、こんなに温かく描けるなんて素敵だなぁ。 -
良かった!
登場人物のキャラがどれもいい。
ニッコリほっこり出来る1冊 -
ファンタジーみたいな雰囲気の小説でした。でも起きる出来事は、結構現実的なものでした。何がそんなにファンタジーみたいにするのかと考えてみたら、登場人物の呼び方かなって思った。
ギフ、テツコ、ムムム...
呼び方がみんな可愛い。
特にムムムの話が好きでした。雪だるまのキーホルダーを空に飛ばして、ムムムが心から笑えるようになったらいいなって思いました。お惣菜屋もするのかな?
岩井さんもギフもお金にだらしないって思った。でも岩井さんはあの女の子を助けることが出来たから、お金にだらしないけど、いい事をしたんだと思う。
ギフは懲りないなーって思った。笑
同居人だったら、ぶちギレるかもしれない。誰かに相談できたらいいんだろうな。
みんなそれぞれのけじめの付け方や乗り越え方をしていました。