- Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309462462
感想・レビュー・書評
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原書名:Le Bleu du ciel
著者:ジョルジュ・バタイユ(Bataille, Georges, 1897-1962、フランス、哲学)
訳者:伊東守男(1936-1994、翻訳家)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これはハードカバーで別の翻訳の『青空』を持ってるんですが、なんとなく文庫で再読したいなあと思い手にとりました。が。ブルトンの『ナジャ』同様、過去に読んだときほどの感銘は受けなかったので、なんだか年をとって感性が鈍っているのかなあと寂しくなりました…。
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眼球譚よりは具体的な描写が多くてわかった気になる。著者の思想は変わらないと思う。ストーリーはどうでもいい小説だが嫌いではない。やたら文体を面白く感じてしまうのはなんだろう。特に変わった語彙をつかっているわけでもないんだが凄みがある。主人公のマゾ的言動に日本の私小説主人公の駄目さ加減と重なりあう部分があるように感じた。
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浦安中央図書館 【借入】
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死への欲動と快楽とは・・・
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バタイユ本人があまり発表する気がなかった作品なだけに、少々完成度の高くない作品。
全体的に締まりもなく、だらだらと重たい曇天のような空気が作品中に蔓延している。 -
内容は
いつものバタイユのごとくなのですが
死とエロと生がこんがらがっていまして。
話としては、主人公(男)がバルセロナの動乱の中
すっごい好きな女と、すっごい嫌いな女と、
どうとでもなる無難な女と、妻という4人の女の狭間で
織り成す心模様とでもいいましょうか。
んでもって、またオシッコはよく出てきます。 -
翻訳がヘンなのか,それとももともとこういう文章なのか。
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生(性)と死の二頂対立によるエロティシズムが象徴的な作品です。代表作のひとつで問題なしでしょう