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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309463469
感想・レビュー・書評
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6篇収録の中短篇集。平凡な人間の日常と<すこし・ふしぎ>が出逢うひとコマを丁寧に描き、しみじみとした味わいが深く余韻を残す。
お気に入りは表題作と「帰り道」「必要」詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最高の短編集でした!
わりといろいろな長さの、いろいろな手触りの話が六本収録されています。わたしが好きなのは中篇寄りの二作品、「必要」と、表題作「[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ」。どちらも、人は変わり続けながら生きなければならないというスタージョンの信条(なんだと思う)が基盤になっていて、実にポジティブないい読後感です。帯にも「生きることは変わること。孤高の天才作家の魂の声を聴け。」とある。あとは哲学的かつ心象風景的な「解除反応」もおもしろかったな。
『輝く断片』が一種のトラウマになっているのでびくびくしていたけれど、読んで本当によかった。文庫落ちしていた『輝く断片』も買ってきたので再読しよう。やっぱりびくつくけれど。