帰ってきたヒトラー 下 (河出文庫)

  • 河出書房新社
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感想 : 98
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  • Amazon.co.jp ・本 (289ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309464237

感想・レビュー・書評

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  • 上巻の面白さはそのままラストまで続く。
    主義主張はヒトラーと同じなのに、現代の今に置き換えてみればそれなりの説得力を持って行為的に受け止められ、本人にも魅力が感じられもして、恐いことだと思った。

  • ヒトラーに詳しいドイツ人なら、もっと楽しめたと思う。それなりでした。(笑)

  • ヒトラーが現代に現れたらどうなるのか?フィクションながら非常にリアリティのある風刺小説。ヒトラーをどこまで笑いものにできるのか?著者にとってはいわば挑戦的な主題だったと思うが、個人的にはよく出来た作品だと思った。攻めた表現描写も見受けられるものの、「2度と繰り返してはならない歴史」が現代社会に起こりうる予感を抱かせ、今日の社会情勢にも通づることからその危険性に対して警鐘を鳴らす。読み込めば読み込むほど

    一方で多くの批判もなされているように、批判検証の余地もあるように感じる。ヒトラーに少し人間味があるような描写だったり、ポップすぎる振る舞いには多少違和感も。

  • 【静大OPACへのリンクはこちら】
    https://opac.lib.shizuoka.ac.jp/opacid/BB21126722

  • 映画が面白怖かったので読んでみた。ラストの続きがどうなるか?考えるだに恐ろしい。

  • 最初からなんだかわからなかった。ヒットラー政治や当時の時代背景と現代のドイツを知らないと笑うに笑えない。注釈を読んでも??はてなー?でした。テレビに芸人として出る事になるが、そこでもなぜこれが受けるのか分からなかった。
    ただキオスクみたいなお店の店主とのやりとりは面白いかも。

  • 上巻に続き、下巻もクソ面白くない。
    なぜこの本が売れたのか全然理解できん。

    あとがきを読んで理解しようとしたが、ジョジョのように
    ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ.....
    というのが頭をよぎってしまった。

    人様にはまったくオススメしない一冊。

  • 秀逸なダークユーモア

    ナチスの問題というよりは、現代社会の問題とそれに対する向き合い方がテーマになっている。

    笑えるんだけど笑えないと言った具合。。
    とにかく予想よりも全然面白い。

    社会学などを学んでいる人におすすめできそう。

  • テレビで演説をぶった芸人ヒトラーは新聞の攻撃にあうが民衆の人気は増すばかり。極右政党本部へ突撃取材を行った彼は、徐々に現代ドイツの問題に目覚め、ついに政治家を志していくことに……。静かな恐怖を伴ったこの爆笑小説は、ドイツで大反響をまきおこした。本国で二五〇万部を売り上げ、映画で二四〇万人動員したベストセラー小説の待望の文庫化。
    原題:ER IST WIEDER DA
    (2012年)
    — 目次 —
    19章 新聞の一面に載る
    20章 謎の女
    21章 〈ウサギ耳の犬〉という名のキツネ
    22章 あなたはナチスなの?
    23章 極右政党本部への突撃取材
    24章 孤独なクリスマス
    25章 検察に突き出されるぞ!
    26章 〈ビルト〉紙への反撃
    27章 〈ビルト〉紙の降伏
    28章 グリメ賞の受賞
    29章 真実
    30章 彼が帰ってきた
    31章 狂乱のオクトーバーフェスト
    32章 陰謀の真実
    33章 ネオナチの襲撃
    34章 入院の顛末
    35章 英雄の本
    36章 また歩き出す
    著者による原注(下)

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