韓国ナショナリズムの起源 (河出文庫)

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  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309467160

感想・レビュー・書評

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  • 読み始めたら、どこかで読んだことがあるエピソードだなと思い、反日種族主義の本を確認したら、同じエピソードが出ていた。この本は20年前に韓国で出版されたのだから、反日種族主義の方が真似をしたのかな?「鉄杭事件」と言って、日本が朝鮮民族の精気を断ち切るために、山などの頂上に打ち込んだと言われている。風水侵略とか。こんなことを本当に真面目に信じているのかな?日本がすることは悪いことで、韓国がすることは健気なこと、という前提の色々な言説が取り上げられて批判されている。これを読んだら韓国の人はむっとするのだろうな。20年経っても、あまり変わっていないように思える。これだけ日韓の交流があっても、心の底にはこの本で取り上げられたようなことがあるのだろうな。

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著者プロフィール

1957年ソウル生まれ。韓国・世宗大学国際学部教授。慶應義塾大学文学部卒業、早稲田大学大学院で博士号取得。専門は日本近代文学。ナショナリズムを超えての対話の場「日韓連帯21」に続き「東アジアの和解と平和の声」を立ち上げ、市民対話の場づくりに取り組んでいる。著書に『反日ナショナリズムを超えて―韓国人の反日感情を読み解く』『和解のために』『帝国の慰安婦 植民地支配と記憶の闘い』『引揚げ文学論序説 新たなポストコロニアルへ』など。夏目漱石、大江健三郎、柄谷行人などの韓国語翻訳も出版している。

「2017年 『日韓メモリー・ウォーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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