お金に頼らず生きたい君へ: 廃村「自力」生活記 (14歳の世渡り術)

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 220
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309617459

感想・レビュー・書評

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  • 自給自足の生活に興味を持つ人にとって魅力的な一冊です。
    登山家が実際に体験した廃屋の手直しやシカの獲得など、自力で生活の基盤を作り上げる試みを記録しています。また、自給自足の可能性やその達成方法についても詳しく解説されています。
    お金を稼ぐことに頼らずに、自身の力で生活することによって得られる自由や喜びについて考えさせられると思います。
    現代社会の常識に疑問を持ち、自給自足の生活を実現したいという人にとって、非常に魅力的な情報源となるはずです。
    私は自給自足に憧れていますが、現在の便利な生活に慣れてしまったため、実現は容易ではないと感じています。しかし、この著者の知識やスキルには尊敬の念を抱きます。お肉を食べる意味についても、さまざまな視点から考えさせられました。
    この本を読んで、自分自身の力で生きる術を学び、挑戦してみたいという強い気持ちが湧いてきました。自分の手で生きる喜びや実感を深く味わってみたいですね。

  • 服部文祥は信頼できる、と聞いたことがあって、
    映像では何回か拝見したことあるものの、
    本を読むのは今回が初めてでしたが、
    廃村での暮らしのレポート、
    興味深く読みました。信頼できます。

  • サバイバル界では重鎮と言える服部文祥さんの、出来るだけお金に頼らないで自活するというテーマのエッセイです。服部さんはマイルールを制定してその中で活動しつつ、微妙なラインでは、これはセーフとか言いながら色々選択している中学生成分が多く残っている人です。
    そんな彼が山の中の古民家を買ってそこを拠点に自活をどこまで出来るかチャレンジしている、男的には憧れの生活を目の当たりにします。
    これ読むと田舎暮らしというより、山奥での自給自足生活に憧れます。夢のような生活ではなくシビアで厳しい中で「自分でも出来そう」と思わせるのは、実践してきた者が持つ説得力でしょうか。

  • 2024年4月6日読了。図書館で借りた。

    東出昌大のYouTubeを観ていたら、狩猟の師匠が服部文祥さんで、この本を読んだとのことで、借りてみた。

    まず、狩りの師匠という先入観で、もっと高齢で厭世的な方を想像したけど、自分とそんなに年齢が変わらない方だった。初めは会社員をしながら徐々に廃村暮らしに移行したとのことで、文明を頼ることができるから廃村暮らしができるということをわかりやすく客観的に書いてあった。

    憧れる生活だけど、今の自分にはできない。でも実行している人の話を見聞きするだけでも楽しい。狩猟はしたいと思わないけど、生活する上でも色々ためになる本だった。自分はせいぜい、色々なもの(主に食べ物、着る物)の自作しか出来ないけど、基本はそこからで、どう広げていくか、なのかもしれない。

  • 楽より豊かさを大切にしたい。

  • お金に出来るだけ頼らず生きたい人に向けて書かれた本。今の日本はお金を稼ぐことに囚われすぎたり、お金のために人間としての大事なことが失われているように見える。今の資本主義の生き方に疑問がある人には参考になる本だと思う。自分自身もお金や見栄や地位などに執着して追い求めている現代に違和感を感じている。会社も売上のために日々成長を求めるし、成長の先にいい未来があるとも思えない。自分で野菜を育てたり田舎での暮らしに興味があるので、より調べていきたいと思えました。

  • 自給自足、お金に頼らない廃村での暮らしぶりを、とても具体的に知ることができ、その中で、自分にもできることできないこと、豊かさや「生きる」ということなど、考えさせられる良い本。私も自分の暮らしを少しずつ変えていきたいと思えた。

  • 代謝と循環の話とか面白かった。堆肥で大小分けるのは小の塩分なのね。確かに。エネルギー革命以前の家を入手するのは知恵かも。殿方一人暮らしでご家族は大変だろうなあ。とも。

  • 服部文祥の廃村「自立」生活記。服部文祥の自然観、自然と科学の距離感、その立ち位置。どれも共感する。全てのページをあっという間に読んでしまった。

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著者プロフィール

登山家

「2023年 『ベスト・エッセイ2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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