干刈あがたの世界 2

著者 :
制作 : 干刈あがたの世界刊行委員会 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 11
感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309620329

作品紹介・あらすじ

僕たちは探険隊みたいだ-「離婚」という日本ではまだ未知の領域を探る。

感想・レビュー・書評

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  • 長嶋有さんの「電化製品列伝」で干刈あがたさんという作家を知り、読んでみたいと本屋を探すも、どこにも売ってない!
    ということで図書館で借りました。

    今でこそ離婚家庭は珍しくないし、後ろめたく思うことなんて何一つないと思うけど、私が子供の時代には、確かに学校には言いづらい、みたいなのあったのかなあ。
    クラスメイトを思い出しても、親が離婚してるって人はいなかった気がする。

    そんな頃に離婚した女性が干刈あがたさんの本を読んだら、ずいぶん元気づけられたんじゃないかなあと思いました。

    「ウホッホ探検隊」は息子たちと母親の会話がよかった。
    息子がいたらあんな風に会話してみたい。
    母親の手と子供の頬は一対、っていうのもすごく同感。
    「ゆっくり東京女子マラソン」は、私が子供の頃から、母親とそれを取り巻く環境はこんなにも変わっていないのか! と驚いたり呆れたり。

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著者プロフィール

1943年、東京生まれ。早稲田大学政経学部中退。1982年に海燕新人文学賞、85年に芸術選奨新人賞などを受賞。著書に『樹下の家族』『ゆっくり東京女子マラソン』『黄色い髪』など多数。1992年逝去。

「2017年 『ウホッホ探険隊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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