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- Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
- / ISBN・EAN: 9784311202025
感想・レビュー・書評
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徳川家康が江戸を作る前までは現在の東京都駅丸の内の辺は海で、そばの墓地だったところからは人骨がたくさん発掘されたことや、鎌倉材木座で大量に見つかった骨はその数や傷痕から新田義貞の鎌倉攻めの時の死者だろうとの推測、徳川家宣の骨や歯の状態から当時の将軍の食生活が質素で柔らかい物が多かっただろうということなど、骨と歴史的エピソードのつながりが面白く、興味深く読んだ。鎌倉時代くらいまでの日本人の頭は後ろに長く、その後どんどん短くなる変化が今現在も進行中というのも面白い。
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著作は鈴木尚(すずき ひさし)
自分は高校時代、岩波新書の「日本人の骨」(1963年) で
読んだことがあって、この本はほぼ同じ内容と思われる。
鎌倉材木座で発掘された2千体もの遺骨の話から始まって
頭蓋骨の頭型が鎌倉時代には長頭であったがしだいに
短頭化したことなど、実際に国立科学博物館でその変遷を
展示した頭骨を見ることができる、この本で予習して行くと
より興味が深まるはず。 -
古代の原人から中世〜近世と日本だけでも骨格が著しく変化しているというのが面白かったです。しかし最後を飾るのが現代の殺人事件の調査というのが何とも・・・
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