- Amazon.co.jp ・本 (479ページ)
- / ISBN・EAN: 9784313750654
感想・レビュー・書評
-
歴史小説好きだった友人から頂いた本。全三巻中の第二巻。本書では朝倉家に仕えていたところが、紆余曲折の末に織田信長の下へ身を移し、比叡山焼き討ちに参加するまでが描かれる。織田信長を極悪非道の武将として描いているところなどは、なかなか印象深い。最終巻では本能寺の変をどう描くか、今から楽しみである。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
朝倉家に鉄砲頭として仕えるが手柄を立てても新参者には冷たく親類、譜代のあいだで足の引っ張り合いをする旧態然としている組織に早くも見切りをつけるが家族、家臣を思うあまり朝倉家に暇乞いを申し出ることが出来ない。そんな中次期将軍候補として義昭が朝倉家を頼り更に新興勢力として織田信長が台頭し新しく義昭、信長と仕えることで光秀の武運が開けてくる。妻は光秀が何事にも辛抱強く我慢する性格だがその反動からか急に大胆な行動をとる事に危惧を抱く。そして光秀は他者を認めない信長に違和感を覚える。
-
流浪していた明智光秀が朝倉義景に仕え明智鉄砲隊を結成するところから始まる。
譜代の部下のみを重用し、外様を大切にしない朝倉家の文化に馴染めない中で、
京から逃げてきた足利義昭直属の臣となり、織田信長との橋渡しをする。
その後、信長に仕え始めた光秀はその能力を存分に発揮する場を与えられ
信長譜代の臣を凌ぐ結果を出していくが、鳥折見せる信長の残忍性・自己中心的な考え方に疑問を持つ。
そんな中、比叡山の焼き討ちの実行部隊となり、罪のない女・子供を惨殺したところで中巻は幕を閉じる。