- Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
- / ISBN・EAN: 9784313752412
感想・レビュー・書評
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高橋紹運というとあまり知られていない武将であるが、立花宗茂の実父というと理解できる人も多いと思う。大友宗麟の有力武将の一人として、大友家を支えた。大友宗麟が豊臣秀吉の軍門に下り、島津家との最終決戦前の岩屋城の戦いで散っていった生き方は、記憶に残る武将である。
岩屋城址近くに高橋紹運と勇敢に戦った武将の墓を見に行き、感慨無量となった。
小説自体は、あとがきにも記載されていたが、九州地区の戦国史とその幕下達が丹念に記載されており、読み難い部分もあるが、九州戦国史を理解するには必要な事かも知れないと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
978-4-313-75241-2
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面白かったけど、高橋紹運の活躍を期待して読むとガッカリするかも
戦国九州の主な合戦を網羅しているみたいだから、九州三国志を知るには良いと思う。
後、解説要素がかなり多いので会話が少なくて、小説というより伝記みたいだったな。 -
主家・大友家のため、領国・筑前のため、そして実子・立花宗茂のため、わずか763名で島津の大軍の前に立ちはだかり、散っていった漢たちの生き様。この人のためなら命を投げ出せる!といった武将ですね、高橋紹運。
この小説は大半が当時の状況について触れられていますが、それもクライマックスへの道のり。紹運の最期には感動せざるを得ません・・・。
読了日 2008年12月 -
「読み物」として考えると物足りない感があるが、彼を「知る」っという意味では最適な本。
彼ひとりをピックアップはしていないが、逆をいえば、周りも紹介して、その時代の動乱を学び、読み進める事ができて私的にはよかった。
この本に「何」をもとめるで、評価は変わるきがします。 -
若干読みにくいですが、最後は不覚にも号泣。パパー!
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高橋紹運というよりは大友家の話という感じもしましたが。
やはり最後の戦いは目を引きます。
名将ですよね。
もう少し紹運を中心に書いてもらえたら良かったのですが。
あまり資料がないんですかね??