シーラカンス

  • 金の星社
3.60
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本棚登録 : 53
感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (92ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784323018898

感想・レビュー・書評

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  • ・いつも酔っぱらってひんしゅくをひとりじめしてる男がコモロに行って食ってみたいがためにシーラカンスを釣ろうとするお話。
    ・ほぼ絵本やね。
    ・読んでると楽天的になれるであろう。持っておいてめげたときに読むとよいであろう。
    ・即読める。立ち読みでも読める。

  • 12/20は
    シーラカンスの日
    1952年の今日、マダガスカル島沖でシーラカンス捕獲。いしいしんじさんのこの本はいかが。

  • 実はわりと苦手作品が多いいしいしんじ。
    これは、面白く読めました。

    児童書や絵本で有名な金の星社から出版されたこの本。
    100ページにも満たないこの本の中に、挿絵の版画がたっくさん。
    ふり仮名も充分ついていますから、これは児童書ってことなのかな。

    でも、とにかく酒を飲んでふらふらして、行き当たりばったりで、いい加減で。
    こう言う大人って、なんか楽しそうと子どもたちが思ってくれるなら嬉しいですが、モラルに厳しい大人にはにらまれそうな内容です。
    どちらかというと、日々の生活に疲れた大人が読んだら面白く感じるのではないかしら。

    元々は手書きの絵日記を会社の人たちにコピーして配ったものを、「面白い!」って会社が1000部作って本屋に置いてくれた。(本屋で密売と本人は言っていますが^m^)
    それを今度は本職の版画家がいしいしんじの絵を版画にし、大手出版社から出版された。
    そういう経緯も面白いじゃないですか。

    ところで私は、シーラカンスって皮が硬いけれど、身は肉厚の白身で、蒸し焼きにするとおいしいような気がしています。
    さて本当はどうなのでしょう。

  • 1997.02 初版

  • コモド島でのシーラカンス釣り絵日記!
    これを友達にお土産として配って、それがデビュー作なんてすごい!(゜∀゜)
    挿し絵も可愛い
    内容もすごく自由!憧れます

  • 「シーラカンスを釣ろう」ってまず思わないなぁ。
    いしいさんの関西弁が珍しい。

  • エッセイみたいな感じだったんだけど、あとがきを読んでみたら作家になる前に書いた文章だったのね。それなら納得出来るないようでした。シーラカンス好きなんだよね、

  • 「シーラカンスの肉ってかたいんかなぁ。。。」そう思った三日後にはシーラカンスを釣りに包丁を持ってコモロ島まで出かける身軽さがなによりうらやましい。

  • 他の作品とは全然毛色の違うおもしろ路線。

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著者プロフィール

いしい しんじ:作家。1966年、大阪生まれ。京都大学文学部卒業。94年『アムステルダムの犬』でデビュー。2003年『麦ふみクーツェ』で坪田譲二文学賞、12年『ある一日』で織田作之助賞、16年『悪声』で河合隼雄物語賞を受賞。そのほか『トリツカレ男』『ぶらんこ乗り』『ポーの話』『海と山のピアノ』『げんじものがたり』など著書多数。趣味はレコード、蓄音機、歌舞伎、茶道、落語。

「2024年 『マリアさま』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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