なめらかな社会とその敵: PICSY・分人民主主義・構成的社会契約論

著者 :
  • 勁草書房
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感想 : 85
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784326602476

感想・レビュー・書評

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  • 13/03/11。

  • とんでもなく面白い本だった。自分は今までこのような分野の知見に触れたことが無かったから尚更そのように感じたのかもしれないけど、とにかく知的好奇心を大いに駆り立てる一冊だった。

  • 309||Su

  • 戦慄系宣言 ~『なめらかな社会とその敵』を読むために~ - 株式会社 勁草書房
    http://www.keisoshobo.co.jp/news/n5984.html

    チョッと読書会でもしないと、なかなか手をつけられない。。。

    勁草書房のPR
    「複雑な世界を複雑なまま生きるには?PICSYや分人民主主義で実現する「なめらかな社会」が近代をメジャーバージョンアップする。

    中沢新一氏・青木昌彦氏推薦
    「ジョン・レノンは『境界のない世界』を夢想できただけだったが、鈴木健は科学によってそれを現実的に構築する方法を模索する。複雑性の思想から生み出されたいまもっとも可能性豊かな世界像。」思想家・人類学者 中沢新一
    「インターネットがもたらす社会の生態学的進化をともに生き/造る若い世代の知的ネットワークの主要ノードである鈴木健。その彼が、社会科学の伝統的なストーリーを書き換え、実践的な意味を問う、刺激的で、おおいなる可能性をはらんだ試み。」スタンフォード大学名誉教授・経済学者 青木昌彦
    世界を単純化するのはもうたくさんだ。これまで、あらゆる境界が社会のリソースを分断してきた。だが新たな情報技術によって、現代社会制度のコアとなる貨幣、政治、法、軍事のシステムまでもが新しい姿をまとう可能性が生まれた。「なめらかな社会」として、その具体的な実装方法を示す。歴史的な閉塞感の中に生きる現代人希望の書!」

  • Amazon、¥3360

  • 2013.2.22-2013.5.19

  • こういう本、読みたかったな!という感じの本。
    生物学の比喩(核、膜、網)を応用して社会、政治、経済などを解釈し、更なる応用例を与えている。
    応用例の中にはちょっと早すぎるんじゃないかというものもいくつかあるけれど、おもしろい。なめらかな社会に移行するときにもまた、なめらかな移行が必要なのかなと思った。
    ゲームが現実化し、現実がゲーム化しているというのは実感あり。
    ムフより科学よりな、オートポイエーシスを取り入れたシュミットの批判的発展も良かった!

  • なめらかな、核(小自由度で大自由度を制御するもの)、膜(内部と外部を分離するもの)、網(反応ネットワーク)、責任の所在、自由意志、オートポイエーシス、伝播投資貨幣(PICXY)、フローベース、分人民主主義(Divicracy)、自然知性、万能機械主義、身体環境主義、ネットワーク主義、メディア、ヒューマンコンピューテーション、伝播委任投票、構成的社会契約論、伝播社会契約、伝播軍事同盟、私敵、公的、因縁縁起

  • 内田樹さんがブログで是非読んでもらいたいと書いていたのでチェック。先立つものがないので図書館で探させてもらいます。

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著者プロフィール

南カリフォルニア大学客員教授及びケンブリッジ大学客員研究員を経て、現在、明治大学情報コミュニケーション学部教授。ノースウエスタン大学よりコミュニケーション学博士(PhD)/メディア批評及びカルチュラル・スタディーズ。
主な編著書に(共編)『説得コミュニケーション論を学ぶ人のために』2009年, (共編)『パフォーマンス研究のキーワード』2011年, The Rhetoric of Emperor Hirohito: Continuity and Rupture in Japan's Dramas of Modernity. 2017年, The Age of Emperor Akihito: Historical Controversies over the Past and the Future 2019年, Political Communication and Argumentation in Japan 2023年、翻訳書に(共訳)『議論学への招待ー建設的なコミュニケーションのために』2018年がある。財部剣人のペンネームで『マーメイドクロニクルズ 第二部 吸血鬼ドラキュラの娘が四人の魔女たちと戦う刻』を2021年出版。

「2023年 『ポップ・カルチャー批評の理論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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