ソーシャルメディア解体全書: フェイクニュース・ネット炎上・情報の偏り
- 勁草書房 (2022年6月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
- / ISBN・EAN: 9784326603503
作品紹介・あらすじ
インターネットの情報の偏り、フェイクニュース、炎上のメカニズムを徹底分析。誰もが発信者となりうる「人類総メディア時代」必携!
フェイクニュースを誤情報と判断できず拡散しやすい人の特徴とは? ネット炎上にどう備えるべきなのか? わたしたちの生活に欠かせないソーシャルメディアの諸課題を網羅し、豊富なエビデンスと大規模調査データに基づきその実態を分析する。ソーシャルメディアの歴史から国内外の対策の最新動向まで、豊かな情報社会を築くために。
感想・レビュー・書評
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朝から、知らなくてもいいような内容のニュースを流すメディアもどうかと思う。まず、いったん立ち止まって考えて、伝え方や表現を練る。
そして、受け手のリテラシーも問われる時代でいる。 -
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思想書というよりは事例情報をかたくあつめリファンレンスなかたち。「炎上」はいろんなの集めてて私がしらなかったのもけっこうある。わりと淡々としていて、コンビのかたわれの田中先生のような情熱みたいなのはそんな感じられないのは世代か。
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興味深い本だった。炎上やフェイクニュースといった事象について、データをもとに分析している本。多くは直感の通りではあったが、例えば、本当に一部の人の投稿が、多くの人の投稿に感じられる(投稿数が多く見える)とか、炎上への投稿をするのが、割と年収や地位が高い人の割合が多いなど一部は直感とは異なる部分があった。
また、炎上は当然というかそりゃ炎上するよというものももちろんあるが、なんでそれで!?っていうものも多く。
過去は丁寧に一つ一つに対処するのがいい企業と思われていたが、こうなってくると、極端な話、なんでも突っ込まれるので、様々な意見のすべてに配慮していくのがいいのかわからない。まさに「すばらしい新世界」で言っていたような、あらゆるものに配慮しすぎて意味をなさなくなったというものになりつつあるように感じた。