HSPとグレーゾーンな人たち 〜「私、HSPかもしれない」と思ったら読む本

著者 :
  • 廣済堂出版
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本棚登録 : 179
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331523261

作品紹介・あらすじ

敏感なゆえに不安になったり落ち込んだりしやすいのがHSP(過敏性症候群)の人たち。一方に、うつなど
の気分障害や不安障害に悩む人も多いが、その境界線は分かりづらく多くの人が「グレーゾーン」と言わ
れる状態にある。どちらもが抱える「生きづらさ」を克服する対処法が大切で、本書はその方法を指南する。

感想・レビュー・書評

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  • 自分に自身を持つことが大事と書いてあるがそれが一番難しいと思います。人より劣っている。相手の気分に振り回され、影響をうけてしまい不安になったりしている人が他にもいると思えるだけで少し安心します。意図的に何もしない日を作ることは、人においていかれている気がしてもっとなにかしないといけないと気が焦ってしまうが、それはそれで大切なことだと知りました。

  • HSPってこういうものっていうのはなんとなく理解できるけど、
    正直、じゃあどう生きたら楽なの?
    って疑問は残る。

    発達障害との違いが書いてあるけど、
    正直医者に解らなくて自分で判断っていうのは難しい。
    不安を助長してしまう気がした。
    あと、発達障害とか更年期障害とか色々別のことまで
    話が広がってて纏まりが悪い。

    ○気になったことメモ
    ・HSP:その人が持ってる遺伝的な気質
    ・発達障害、気分障害、不安障害:脳内のホルモン過不足によって起こる生物学的な病気。脳の機能による病。

    あ、気質と病気なんだ…って思った。
    自分どっちも当てはまる気もするし、よくわからない。
    読み終わってもモヤっとした。

  • ★「気分」は、これまで軽く扱われてきたが、現在人はまさに「気分」に振り回されている
    ★繊細で敏感なHSPは、生物が生き残るために必要な「気質」。それを揃えているのは15%~20%で私たちの周りに5人に1人は存在する。
    ★落ち込みや気分がよく変わるなど同じ症状でも、うつ病を含む気分障害、不安障害、HSPなど特定できないことがある。
    ★今出ている症状は、子供の頃からあったのか、あるいは人一倍元気だったのに、突然変わったのか、見極めることが重要。
    ★HSPが行きづらさを感じるのは、他の中に自分の「繊細さ」をわかってもらえないから
    ★現在の周囲の状況や人だけではなく、自分の現在の過去にも振り回されることがある。
    ★「マイナスのカード」を集めないために「プラスのカード」を集めるようにする。1つのことにこだわりのある人は、ベクトルを逆の方向に変えると、そっちの方向に集中しやすい特徴がある。
    ★掃除や整理などの単純作業は気分転換の良い手段
    ★自信を持てば「生きづらさ」は解消する。自信のある人の真似をし、嘘でも自信のあるふりをしてみよう。

    ☆ブックサマライザーからのアドバイス
    ・1人の時間を大切にする
    →積極的に1人になってみる
    ・不安や感情を紙に書き出す
    →書いて見ると、ストレス軽減と解決策が見える
    ・身の回りの私物を減らす
    →色疲れや物に圧迫された感覚が常にストレスを与えてくる

  • 発達障害系書物を探していたときに、このシリーズのhspと発達障害を読んだ。
    その流れでグレーゾーンのこちらも読んだ。

    タイトル通りHSPに視点を当てた内容。
    発達系が知りたかったので物足りなさを感じた。
    似てるけど違うというところで、フムフムという感じ。

  • 自分がHSPなのかハッキリとは分からないけど、褒める言葉が至るところに散りばめられていて、このままでいいんだと自信が持てた。
    生きていくためのアドバイスもたくさん掲載されていて、取り入れやすい。
    自分も意識して試していく。

  • 自己肯定感を上げる話と、繊細さんの中には異なる病気も入ってるかも。の話。
    自分の現状を客観的に見るというのはいい事だね。

  • およそ5人に1人が、Highly Sensitive Person.

  • HSPの特徴などが分かりやすく書かれていて、かなり参考になる部分があったと感じる。
    HSPという言葉に捉われず、その人の特徴として考えていけたらと思う。

  • HSPという言葉が広まりだし、自分もそうかも?と思うと同時に、でもこの症状はHSPというよりも発達障害では?と思うことも多くあった。
    そのぼんやりとした不安を柔らかく解決に近づけてくれる本だと思った。

  • 繊細なことがHSPと全て決めつけてしまうことの危うさを知った。病気や気質など様々複雑に絡み合っている場合もあり、納得させられた。自分を俯瞰する練習をしていきたい。

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著者プロフィール

1935年、静岡県生まれ。慶應義塾大学医学部卒、同大学院修了。医学博士。ニューヨーク州立大学助教授、浜松医科大学教授を経て、同大名誉教授。専攻は生理学。日本生理学会、日本臨床血液学会などの評議員も勤める。
89年、中国科学院より国際凝固線溶シンポジウム特別賞を受賞。
91年、ポーランドのビアリストク医科大学より名誉博士号を受ける。
血液学と生理学の分野で国際的な活躍をする一方、最新科学の成果を実生活に生かす具体的な方法を説いて幅広い読者をもつ。
著書には「40歳を過ぎても記憶力は伸ばせる」(講談社)「ウツな気分が消える本」(光文社)など多数。

「2004年 『定年後は「いきいき脳」を鍛えよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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