紅椿―隅田川御用帳 (広済堂文庫) (廣済堂文庫 ふ 7-9)

著者 :
  • 廣済堂出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784331611418

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  • 2018/11/28 登録

  • 2017.4.17.

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    縁切り寺『慶光寺』の主万寿院と遠い日に交わした約束を胸に抱いた男の生きざま…。行方知れずになった愛する男をさがす女が爪弾く津軽三味線の哀しい音色…。別れた我が子の幸せをただひたすらに願う老母の想い…。お登勢の胸に深く刻まれた亡夫への愛を垣間見た十四郎は…。縁切り御用をつとめる『橘屋』の女主人お登勢と素浪人塙十四郎の人情裁きを描く「隅田川御用帳」シリーズ第九弾。

    平成29年1月15日~17日

  • 【収録作品】第一話 雪の朝/第二話 弦の声/第三話 東風よ吹け/第四話 残る雁

  • 近づきそうでなかなか近づかないお登勢と十四郎の仲。
    特にこの巻の『残る雁』、お登勢の亡き夫の思い出も絡め、しんみりと終わっています。太鼓の撥を奉納したことでお互い踏ん切りがつくのか。そもそもちゃんとくっつくのか、今後に期待します。

  • 雪の朝
    万寿院が松代と名乗っていた頃の話が本筋。
    事件は楽翁に逆恨みする永井主水の逆恨みが発端のチョイ話。
    最後、お登勢は十四郎に自分の縁談を告白。
    このシーンに金五いらない。
    弦の声
    三味線のおまつ。
    長吉とお常、伊助。
    しょうもない男女関係。お昼のメロドラマになりそう。
    東風よ吹け
    とある殺人。容疑は老女お春に。
    養子に出した利助を想うお春の気持ちと利助の気持ち。
    十手持ちのマムシの以三は・・・。
    親子のつながり。
    残る雁
    お登勢・夫徳兵衛とお光の兄惣次郎の話。
    惣次郎の無念。

    お登勢と十四郎の関係は踏み出せないまま。

  • シリーズ9作目

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著者プロフィール

藤原緋沙子(ふじわらひさこ)
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。シナリオライターとして活躍する傍ら、小松左京主催の「創翔塾」で小説を志す。2013年に「隅田川御用帳」シリーズで第2回歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞を受賞。本書は土佐の絵師として人々の幸せを願い描き続けた金蔵の生涯を温かい眼差しで活写した渾身の時代小説。著者の作家生活20周年記念作品である。著書に「橋廻り同心・平七郎控」シリーズ(祥伝社文庫)他多数。

「2023年 『絵師金蔵 赤色浄土』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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