- Amazon.co.jp ・本 (212ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334033866
作品紹介・あらすじ
「いい席を頼むよ」「この店、僕も初めてなので」「なんでこんな店を予約したんだ!」「あの店にいけば安心して任せられる」「この料理でいい」「こちらの方、ワインに詳しいので選んでもらって」接待の席で、こんな発言をしたことのある人は、立派な「もてなしベタ」。世界一ソムリエが明かす、もてなし上手になるための心遣いと技の数々。
感想・レビュー・書評
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主に男性向けに書かれたものですが、女性も十分に勉強になる本です。自分が人をもてなすときにどうすべきかや、意識の持ち方などが、具体例を交えて詳細に書かれています。デートや仕事だけでなく、友達や家族と食事をするときにも著と実践するだけで、自分の気品がぐんとアップするかも♪なんて思いながら読みました。
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人に喜んでもらうのはやっぱり嬉しいのですが、銭をばら撒いてもお世辞をいっても簡単には人は感動しないわけでありまして。そこらのハウトゥにはかなり興味があり、手に取ってみました。
接待なので学術的な話では勿論なく、失敗例やモテナサレル側の意見をふんだんに取り混ぜて分かり易く説明してあり、随所に描く漫画表現の後押しもありで疲れた頭でも簡単に読めて面白いものでした。
面白いと言えど結構普通に思えていた行為が相手には失礼なことをしていたと知ってショックを受けたりも。まぁ知らないよりもよかったということで。(例:店で料理の写真を撮る行為) -
「今日はおいしかった。ごちそうさま」と言われる程度ではおもてなしが成功したと言えない。相手が喜ぶツボを探し、工夫を凝らすことが肝要。
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接待とデートでのもてなしについて、著者の自論が述べられている。
接待には全く縁がないので、接待編は個人的にはなるほどねというレベルだつた。接待する機会がある方にはとても参考になる内容なのではないかと思う。出来る出来ない、やるやらないは人それぞれだが、デート編はどの年代の人にも参考になる内容だと思う。
両者とも例としてフレンチレストランが挙げられており、また、著者が精通している人物であるため、フレンチやマナーについて、多少の知識があった方がより役立つのではないかと思う。 -
【感想】
ソムリエ田崎真也さんが接待という「もてなし術」を分かりやすく解説。デートに応用できるというのが素晴らしい。
大学生や社会人になりたての方にぜひ読んでいただきたい! -
もてなしとは何か?日本人のもてなしベタ。特にデートというもてなしの章は耳も目も痛い! 習慣的なエスコートの技術は訓練が必要だし、それプラス「本当の気遣い」があって一流と著者は言う。
いつまでたっても、習得できる気がしない。なぜなら、なかなか実践の訓練の場がないから。
もてなしの良し悪しは受ける側が判断するもの。ホストがどんなに一生懸命もてなしたつもりでもそれが独りよがりでは何もならない。まさに同感。 うーん 仕事も同じだな。 -
ご存知ソムリエ田崎氏の著書です。
ソムリエとはワインの知識だけならず、
お客様に対するサービス実技も問われるサービス業の
最高峰の資格の一つ。
サービスに関してとても感銘を受けたのがこの本のサブタイトル
にもあります「おもてなしは技術です」という言葉。
世間一般では、おもてなしとは心、そう言われてきていますが、
田崎氏は、何をすればよいのか分からないのにお客様が喜ぶ
ことはない、と論じます。まずは「知識」としてサービス手法を
学ぶことが大切であると。
特にサービス業初心者の方、お客様への対応に限界を感じている方、
なんとか頑張ってるんだけど、と悩んでいる方にはオススメです。 -
接待(広い意味ではデートや結婚記念日などの会食も含む)をスムースに運ぶには?を技術論として書いた本です。著者の田崎さんは接待の場を提供する立場でもありますので複眼的に良くわかるように書いていただいています。
まずは、接待するのはホスト、の筈なのに、「今日はお任せで」と言うのはおかしくないか?と問題提起します。ホスト側が相手を大事に思っているのなら、こんな感じで、とか、この人は○○が嫌いだから、と言う気遣いは無いのか?と。同様に接待の場所を部下に選ばせる、のもNG。「コイツに手配させたんですがイマイチな場所ですいませんなんていうのは下の下。
田崎さんはレストランの側として、いくら位の予算で、こんな感じで、とはっきり指示があるほうがずっとやりやすいそうです。 -
学んだことは
接待のときは,
・行ったことのある店を選ぶ
・トイレのきれいさは重要
デートのときは,
・ドアを先に開けて女性を通す
・コートを脱ぐのを手伝い,男性が見せの人に預かってもらうようにする
・女性のためにイスを引いてくれる男性は,その二秒でもてる。それをしない男性には,一秒で冷める
・「おいしかった」といわれるのではなく,「楽しかった」といわせる -
この本は田崎真也さんがおもてなしをするうえでのマナーについて
書いてくれています。
僕も一緒にご飯に行った人に
楽しかったといってもらいたいし、おいしく食べてもらいたいので
お店選びとか気をつけるし、
たとえば取り分けるような店なら、自分が一番上だろうと、みんなに配ったりとかすることは多いです。
なのでこの本であらためて色々勉強になりました。
ひとつ、自分でもだめなんだろうなと思ってて、やっぱりダメな例として書かれているのがありました。
食べるのが結構早いのですが
早けりゃいいってもんじゃない、相手に合わせなさいと書かれていました。。
【引用】
・そこが接待でよく使われる店ならば、最低限接待相手の業種を伝えておいた方がいいでしょう。(同じ店で競合と一緒になるとかをさけるため・・)
・時間に関して、開始時間だけでなく、終了時間を店につたえておくべきです。
・ゲストとホストがどういう座り方をするかは、事前にスタッフに伝えておくべきでしょう。
・接待であってもすべてをあらかじめ決めてしまうのではなく、ゲストが選べる余地を残すことでもてなしの心がつたわります。
・熱い料理の場合、ホストが気を利かせて「先に召し上がってください」というのがマナーです。
・食べる速度は、ホストがゲストに合わせるのが鉄則です。
・食事で共感しあうのはさほど難しいことではありません。もっとも簡単な方法は、二人が同じ料理を食べることです。