食い逃げされてもバイトは雇うな 禁じられた数字 〈上〉 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034009

感想・レビュー・書評

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  • 数字の使い方が分かる本。数字を変換し相手の印象を変えるやり方やビジネスに使う数字の使い方を分かりやすく書いてある。
    「食い逃げされてもバイトは雇うな」には、凄く合理的な計算が裏にはある。

  • 「さおだけ屋はなぜ潰れないのか」に続き、会計の入門としては本当に素晴らしい本だと思います。

    一方、少しでも会計やったことのある人にとっては結構退屈かもしれません。

  • 数字がうまくなる、という意味がわかりました。
    ただの数字が視点を変えることで色々な意味を持たせることができる。
    トリックって感じだったけどおもしろかった。

  •  20分もあればさくっと全部読める会計入門の入門書。数字を意識して、その裏にかくされたメッセージを読み取ることが楽しくなること受けあいである。
     食い逃げされてもバイトは雇うなという表題の通り、食い逃げされるコストとバイトを雇うことのコストを秤にかけたとき、どちらがより費用がかかるかよくよく考えると後者であることがわかるのである。 閑古鳥が鳴いているような店が何十年も潰れないのはなぜ?についても、実際の数字を考えれば面白い。また見かけ上の様子だけでなく、インターネット販売の可能性や、別の方法による売り上げ方法について想像するのも面白いだろう。

  • 世の中にはいろいろな数字が溢れていて、深く考えずにいるとそれらに踊らされてしまう。現代のメディアの偏重報道もそうだけど、情報の流れに身を任せるのではなく、自分の基準できちんと判断することが必要。■決算書など会計のことではあるけれど、どちらかというと数字のカラクリについて述べられた本。周囲の数字に惑わされないように、と肝に銘じるとともに、そういう惑わす数字を考える人ってすごいなぁ、と尊敬したり。

  • 会計の入門書としてはとても楽しめた本でした。

    著者の山田さんの本はわかりやすく書いてあるものが多く、とても楽しみながら勉強ができると思います。

    下巻の方も楽しみです。

  • これを読むと会計を勉強したくなる。
    会計の超入門。

    しかしこれを読んだのも2回目だったということもあって、目から鱗だった部分はなかった。

  • 会計の入門書。

    一時間で読めるビジネス書。

    食い逃げされる確率と、バイトを雇う人件費と比べて、どちらが得なのか?とか、
    いろいろと例題が分かりやすく読みやすい会計の入門書。

  • スラスラ読めて読みやすいです。
    数字が与えるインパクトはすごいです。

  • 山田真哉(1976年~)氏は、阪大文学部卒、受験予備校勤務を経て、公認会計士。2002年に『女子大生会計士の事件簿』で小説家としてデビューし、2005年に出版された『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』は、160万部を超えるミリオンセラーとなっている。その後、会計関係の一般書を多数執筆。
    私は新書を含むノンフィクションを好んで読み、興味のある新刊はその時点で入手するようにしているが、今般、過去に評判になった新書で未読のものを、新・古書店でまとめて入手して読んでおり、本書はその中の一冊である。
    本書は、『さおだけ屋~』の最終章に取り上げられていた「数字のセンス」というテーマへの読者の関心が高かったことから、会計に留まらない数字の使い方を紹介した続篇の上巻(2007年)で、「数字がうまくなる(数字をうまく使いこなす)」という観点から書かれている。(下巻の『「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い』(2008年)は、「数字に騙されない」と「会計の限界」という観点)
    目次・内容は以下である。
    イントロダクション 「Web2.0」『ゲド戦記』がすごい本当の理由・・・数字には、①順序がある、②単位で意味を固定する、③価値を表現できる、④変化しない、という4つのルールがある。
    第1章 今日は渋谷で6時53分・・・数字は、①あえて言い切る、②常識をいい意味で破る、③端数を切ってシンプル化する、ことによって言外の意味を持たせることができる。
    第2章 タウリン1000ミリグラムは1グラム・・・数字は、①言い換える、②割り算をする、③単位を換える、ことによって印象を変えることができる。
    第3章 食い逃げされてもバイトは雇うな・・・会計で大事なことは、「金額重視主義」「損益計算」で数字をありのままに見ること。
    第4章 決算書の見方はトランプと同じ・・・決算書を見る上で大事なことは、「読む」のではなく、トランプのババを「探す」こと。
    私は長年、会計・財務のスキルを必要とする仕事をしており、『さおだけ屋~』はとても楽しく読ませてもらい(内容は平易なので、新たな知識が得られたということはない)、本書も期待していたのだが、残念ながら、続篇の常として、前著ほどの切れ味は見られなかった。
    それでも、「うまくなるコツは“99%の意識と1%の知識”」という著者の主張には共感するし、説明の際に数字を使うと説得力が増すこと、ビジネスにおいては自分にとって有利な数字が使われることが多いこと(不利な数字は敢えて使われない)、事象を感覚や印象で捉えずに数字で考えると分かりやすくなること、等々、会計的な側面に限らない数字の使い方(使われ方)をわかりやすく説明した内容は、幅広いビジネスマンに役立つものと思う。
    (2022年7月了)

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著者プロフィール

1976年生まれ、公認会計士。現在、インブルームLLC代表。著書に『女子大生会計士の事件簿』シリーズ、140万部を超えるメガヒットとなった『さおだけ屋はなぜ潰れない』

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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