傷はぜったい消毒するな 生態系としての皮膚の科学 (光文社新書) (光文社新書 411)
- 光文社 (2009年6月20日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035136
感想・レビュー・書評
-
半分読んだ。白色ワセリンとバンドエイド社の「キズパワーパッド」購入。ホントに痛みが無くなりびっくり。治りも早かった。
この治療法、信じます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
けがややけどは消毒して傷薬を塗るのではなく、きれいに洗った後、白色ワセリンを塗ったラップで覆って自然治癒力に任せた方が、痛くなく、早く、きれいになおるという、びっくりするような主張の本。
一見「トンデモ医療」の本のように見えてしまいますが、読むと宗教がかった思い込みのものとは正反対で、著者は形成外科の経験のある医師であり、生物学的な現象の機序を明らかにしており、自分自身の体での実験も行っているとしていることで、ものすごく説得力を感じました。
とはいえ、あまりにもこれまでの常識とかけ離れているので、直ちに実践するには相当勇気がいりますが、次回自分自身のけががあったときには、必ず念頭に置いておきたいと思わされました。 -
エビデンスベースドケアの本としても面白い。ちょっと疲れる。
-
やってみました。ほんとにキレイに治りました。ただ、深い傷のせいかリンパ液が大量で大変でしたし、途中不安でした。
-
210916
-
12/31読了
-
176
-
読んで良かった本。
この手の本の構成に、歴史や理屈を延々書いて最後にちょろっと方法が紹介されているだけ、ってのが多いのだけれど。この本は、まず実践の仕方が書かれているので良いです。
途中ケガの治療には直接関係ないことも書かれているので読み飛ばしてもいいと思います。
でも、読んだら読んだで結構面白いです。
ジョンソン社の未来宇宙っぽいバンドエイドも貼り換えていいんですねー。あのバンドエイドの効果は体験済みなんだけれど、中でバイ菌が繁殖してたらどうしよう?とずっと不安だったんです。
今度機会があったらプラスモイストなるものを試してみたいです。 -
わけあって再読。
数年前に読んだときは、傷はどうやって治っていくかのの説明にふーんと思ったことくらいしか覚えていないけど、今読み返すと、それ以上に「やけど」の治療に革命的な変化をもたらしていることに目を引かれた。
これ、いまだに旧式の治療法を実践しているところはあるんだろうか?っていうか、まだ旧式が主流なんだろうか?
今のところ重度のやけどを負う予定はないんだけど、もし自分の身に何か災害が降りかかってきて、旧式治療万歳の病院にかつぎこまれたら、と、ちょっと戦慄しちゃう。