先生のホンネ 評価、生活・受験指導 (光文社新書 486)

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  • Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035891

感想・レビュー・書評

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  • 高校教師たちの、進路指導と生徒指導に対するアレコレ。
    進路指導の部分は、多様化する大学受験に向けた標準的な高校生の学習習慣を追求することが重要だと認識させられた。
    高校教師だけでなく、民間教育や親たちも読んでおくと良い書籍。

  • うちの図書委員の女の子が、”先生、この本の「カチューシャ」の話、おもしろいよ”と薦められて読んでみた。評論というよりは小説もどきで、たしかに、生徒のつけたカチューシャめぐって、生徒指導にそれぞれの先生の思いが錯綜するところは(私は教師ではないが)学校現場に近いものとしては生々しくておもしろい。が、『藪の中』のオマージュとしては中途半端で、教育評論としても焦点がぼやけてしまっているような気がする。でも、そもそも、問題になっていることがつまらない生徒指導だな~、というのは外野の感想にすぎないか。

  • 何かで紹介されてて、なんとなく興味があって読んでみました。
    「先生」も人間だぜ、っていう本です。

    私は先生に対して感想を持ったことがありません。
    完全に従順でもなく、全く反抗的でもなく、教師に興味がありませんでした。
    それは校則についても一緒で、スカートを短くすることに興味もありませんでしたし、長いのが「ださい」とかいう感覚も持ち合わせていませんでした。

    この本を読んでいて、あの頃あの先生はこんな風に考えていたのだなとか思いました。
    今も元気に暮らしているといいなと思います。

    先生も人間です。
    人に出会うように「教師」に出会おう。

  • This book shows how stupid the Japanese school culture is!

著者プロフィール

岩本茂樹

神戸学院大学現代社会学部教授。1952年生まれ。奈良県出身。関西学院大学卒業、同大学院社会学研究科博士課程修了。博士(社会学)。30年間にわたり小学校、中学校、高校の教師を勤めた。関西学院大学社会学部准教授を経て2014年から現職。定時制高校で教鞭を執った経験をもとに、『教育をぶっとばせ――反学校文化の輩たち』(文春新書)を著し、反響を呼ぶ。他の著書に『先生のホンネ』(光文社新書)、『憧れのブロンディ――戦後日本のアメリカニゼーション』(新曜社)、『自分を知るための社会学入門』『思考力を磨くための社会学』(ともに中央公論新社)など。

「2022年 『「コミュ障」のための社会学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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