統計・確率思考で世の中のカラクリが分かる (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 44
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036454

感想・レビュー・書評

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  • 高橋氏の本にしては非常に分かりやすい部類に入るかな。
    確かに統計の考え方は重要ですね。ただ数字だけみても、出し手の意図にはめられる可能性が高いので、その数字の裏づけや成り立ちまで踏み込んで読み取らないといけないね。スタティスティック・リテラシーとでも言おうか。

  • 【統計】【経済】タイトル通り、統計/確率を用いた考え方から、メディアで報じられている経済政策や数字の煩雑な扱われ方を暴いている一冊。個人的に好きだったのはベイズ統計に関する章。確率で王道なのは客観確率であるが、主観確率を基本としているベイズ統計を分かりやすい例で説明してくれており、一人一人がこのベイズ統計の考え方を身につければ数字に対する耐性が身に付くだろうなと感じた。

  • タイトルから想像したものとちょっと違ったけど、本としては面白かった。

  • 1

  • 統計や確率を使った数字を良くみせる手法を理解できた。東日本大震災を財政面からみる視点はやや専門的なため、財政の知識を自分でつけないと理解しにくいかもしれない。

  • 知ってることもそれなりにあって、イマイチ自分には新鮮味がなかった。

  • 似たようなタイトルの本は何冊も出ていて、「世論調査はサンプリング内容に要注意」「棒グラフは縦軸の数字に注意」のレベルのものが多いけれど、この本は、そこよりはもう少し深いところを指摘してくれている。数学・統計をバックグラウンドに、大蔵省や官邸での現場経験もあって「信頼できる」感が強い。


    「主観確率 vs 客観確率の使い分けが大切」という点や、ベイズの定理を丁寧に説明してくれていた点は、ためになった。後者をこうやってわかりやすく説明する書籍にはなかなか出会ったことが無い。


    後半は、タイトルとは関係なく、震災復興や原発対応で政権や官僚組織を批判しつつ、建設的な私案を語るという内容。やっぱり「復興財源は国債発行+日銀引き受けで」案、この点では100%アンチ財務省、という立場はtwitterやアゴラでもおなじみ。

  • 統計、確立などかどのように使われているかのさわりを知るれる。若干話がずれるが面白く読めた。
    著者の今まで書いた本に繋がるって多角的に理解出来る。並行して他の作品も読むのをお勧め。

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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