外資系コンサルの知的生産術 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038366

感想・レビュー・書評

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  • ・視座を上げる

    ・人間は情報を処理する際に、「音声=時間軸」と「視覚=空間軸」で脳の違う部分を使うらしい

    ・黙読していても音読と同じようにアタマの中で音声情報に変換して処理していることがわかっているが、本来視覚の処理能力は音声よりずっと高い

    ・「長く考える」のではなく「何度も考える」
    ・1時間考えても進まないなら「考えている」のではなく「悩んでいる」可能性が高い

    ・アウトプットが出ないのはインプットの量か質に問題がある

    ・自分の時間をソーシャルメディアの閲覧に使えば、その時間は閲覧しているソーシャルメディアの富に変換される
    ・最も貴重な資源である「時間」を防御する意識を持つ

    ・文化相対主義の名の下に差異を無感覚に全肯定する態度は、それを全否定するのと本質的には同じ

    ・冷蔵庫ではなくイケスを作るイメージを持つ

  • 時間は個人が自由に分配の意思決定ができる唯一の投資原資
    使える時間を押さえる、リソース確認。考えてる?悩んでる:問いの建て方
    とにかく、なんとかする。諦めなかった人が実現している
    イケスをつくって情報という魚を放つ

  • 序盤でやめた。自分が筆者の期待する読者層と違った。

  • 知的生産に必要な洞察と行動について、インプット、プロセス、アウトプットに大別して整理されています。今すぐにできる具体的行動ではなく、タイトルの通り心得を示してくれています。
    すごい共感できたのは、1時間考えても答えが出ないときは、思考力ではなく、問いの立て方か情報の集め方に問題がある、という指摘です。
    99の心得があるので自分の興味がある項目だけピックアップして読んでも、刺さる内容があると思います。山口周さんの本は、難解そうな文章に見えて意外と読みやすく、読んだ後の納得感が異常に高いのが印象的です。

  • ★メモ
    長く考える、ではなく、何度も考える。

    論点に対して、問い、仮説、仮のポジション(賛か否か)、を最初から用意する。変更を恐れない。



    ★内容
    前半 
    知的生産の四段階について
    ①戦略を立てる
    ②インプットする
    ③プロセッシング(分析し、要約する)
    ④アウトプット

    後半
    知的ストックを厚くする


    まず、後半から。
    知的ストックを厚くする、つまり勉強すると何が良いか?
    ①洞察力が上がる。
    過去の事例や出来事を踏まえることで、何に注目すればいいのか、今後何が起こるのかを想像できる。
    ②創造、イノベーションに繋げられる。
    創造とはアイディアの組み合わせである。そのアイディアのストックはもちろん多い方が良い。
    イノベーションとはつまり過去に無い、常識を覆えすもの。疑うべき常識と、流すべき常識、があり、その違いを見極める選球眼を持つために、多くの知的ストックがあるといい。

    まぁそうだろう(笑)
    あとは読書術っぽい風なので割愛。

    前半の4段階は、ロジカルシンキングっぽい話。
    目次を読めばいい。
    知的生産術4段階だけで、74項になる。
    大事なことはその74個。
    内容はその説明だけど、一つ一つに量があり、筆者の知的ストックの多さがわかる長さ。


    悩むこと、考えること、は違う。というのは先週同僚に対して感じたことなので共感。
    「それ悩んでるんです」という同僚のリーダーへの返答に対して、悩んでるんでなくて思考停止してるだけだろ、と思ったが、悩んでいる=思考停止だった笑
    言葉が出てこない、思考が進まないは、悩んでいる状態である。情報が十分にあり、答えが出なければ問い、切り口が間違っている。
    悩みがちな際には、考える、を小時間×回数、でアプローチ。


    ★感想
    本当に99個にもする必要があったのか?と思ってしまう(笑)

  • 内容も有意義だが、それよりもむしろ、自分の視座の低さと知識の浅さを再確認させてもらえたのが一番良かった

  • ネクストアクション
    ・本の学び部分と違和感部分にアンダーライン
    ・検索機能高いイケスに放り込む/9個まで

  • 小さい頃から考えることを習慣にしている人はこんなことを考えているんだ!仕事ができる人、できない人にすぐ差がついていくのに納得した。

  • インプット→アウトプットする方法が具体的に書いてある。

  • 今更ながらに気づかされることが多かった。

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著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。現在、株式会社ライプニッツ代表、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバーなどの他、複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。

「2023年 『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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