教養は「事典」で磨け ネットではできない「知の技法」 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334038717

感想・レビュー・書評

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  • 図鑑を読み、絵や写真を見る習慣がつくと、ふとしたときに目に入るビジュアルに騙されることが少なくなる。

    図鑑は書見台やコーヒーテーブルに重ねて置き、ページをひらいたままにしておく。

    講談社学術文庫:世界ことわざ名言辞典 江戸語の辞典
    ちくま学芸文庫:西洋文学事典 明治東京風俗事典

    サイエンス大図鑑 【コンパクト版】
    辞書には載らなかった 不採用語辞典

  • 人生ガイドは全然好みじゃないけど、ブックガイドはやっぱり面白いな、この人。まえがきの”初の辞書ガイド”ってのは、前に読んだレファ本新書とかもあるし、あまり当たらないと思うけど、それはさておき、本書中にも興味深い事典が結構盛沢山だった。気になると言えばどれも気になる、みたいな。確かにこういう雑学集、座右において気が向いたときにパラパラって、知的好奇心刺激の意味でも有効ですわな。まずは気になったものをいくつかゲットして、パラパラするところからはじめようかしら。

  • 辞書や事典の楽しみ方を紹介した本。 事典には必要な情報を検索するだけでなく、読む楽しみもあるという。現代はネット上に多くの情報があり、検索すれば大抵の情報を引き出せる。 また周辺情報も記載されているか、知識の広がりという点では辞書も十分使える。 何より信頼性の高い情報があり、古くなってもその当時の状況を伝える資料として使うことができる 。
    辞書の楽しみ方や読み方を簡潔に紹介しているが、教養を謳う他の類書にも同様のことが書かれており、目新しさは感じられなかった。著者が50冊ほど面白い事典を紹介しているが、自分の興味に合いそうなのは数冊だけ。(自分の教養の無さを表しているが、、)また所持しているのは、白川静の「常用字解」のみ。 著者の楽しみ方も分からなくはないけれど、ただ読むだけではモチベーションが続かないような気もする。 コレクションとして辞書を集めるアイデアも紹介されているが、ただ集めただけで読まずに終わりそう。 それでは教養は身につかないだろう。
    この手の本を読むときはいつも思うことだが、著者がタイトルにつける教養って何だろう。コレクションも教養なのだろうか。教養の定義は難しい。

  • 世界には変な辞典がたくさんある。その一つ一つがすごく面白そう。

  • 手元に辞書を置きたくなる。

  • 面白かった
    どこか私の中で、図鑑とか百科事典とか写真付きで物事を紹介している類の本を子供向きだと思い込んでいた

    言葉、動植物、絵画、歴史、風俗などなど広い分野の事典を紹介しています
    これから面白い事典を探していこう

  • Kindle Unlimitedに入っていたので何の気なしに読んでみたもの。

    全3章立て。
    第1章は、事典・辞典・図鑑がなぜ教養を磨くために役立つかという解説。
    第2章は、著者オススメの事典・辞典・図鑑を紹介するブックガイド。
    第3章は、事典が作られるプロセスを、版元を取材して探るルポ的内容。

    3つの章のうち、第2章のブックガイド編がいちばん面白い。
    第1章はとくに目新しいことは書いておらず、凡庸な内容。第3章は、事典の制作プロセスに興味のない私には退屈だった。

    この手の事典ガイドは過去にもあったが、本書には著者ならではのヒネリが加えられている。

    過去の類書はあくまで「レファ本」(レファレンス本)ガイドであって、知的生産の補助本として事典を紹介する内容であった。

    本書にもそういう面はあるが、そこにとどまらず、事典を〝読んで楽しみ、眺めて楽しむもの〟としても紹介している。そこが大きな特徴。

    たとえば、美しい写真に彩られた東信の『Encyclopedia of Flowers――植物図鑑』シリーズを、著者は「一生枯れないブーケ」として「飾る本」「贈るための本」として紹介する。
    自分で眺めるにもよいが、花束代わりにギフトとして用いるにも好適だというのだ。

    そのような視点は、「情報として役立つか?」のみを追求した既成のレファ本ガイドにはけっしてないものだろう。

    また、ガイド編を読んで、私自身が買って手元に置きたいと思った本が10点以上あった。それだけでも、読んだ価値は十分にあったと言える。

  • HONZ - 読みたい本が、きっと見つかる!(https://honz.jp/)で見当たらなかったのは、時間が経ってるから?

    【書評】『教養は「事典」で磨け』(光文社新書・成毛眞)&おすすめの事典三冊 | トレーダー分岐点
    http://musebinaki.com/2015/10/28/encycropedia/

    教養は「事典」で磨け 成毛眞 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334038717

  • (文庫)
    雨のことば辞典、江戸語の辞典、川の地図辞典、幻獣辞典、西洋文学事典、世界ことわざ名言辞典、婦人家庭百科辞典、明治東京風俗語事典
    (新書)
    悪の引用句辞典 あだ、お経の基本がわかる小事典 こ、同い年事典 けあこ、×毒草・薬草事典、『スキマの植物図鑑』</a>、×図解・よくわかる単位の事典、『ほろ酔い文学事典』</a>
    第2章 面白い辞典・事典・図鑑
    ・世界民族百科事典 けあこ(館内)、歴の大事典、現代科学史大百科事典 け(館内)、世界毒舌大辞典、ヨーロッパ人名語源事典 けあこ(館内)し、現代語裏辞典 筒井康隆 けあし、織田信長家臣人名辞典 け、たとえことば表現辞典、勘違いことばの辞典 けあし、水滸伝人物事典あし(館内)け、中国歴代皇帝人物事典 あ、×中国各省気質、『英語便利辞典』、葬送習俗事典、哲学用語図鑑 けあし、『現古辞典』、パッといける 医学略語・看護略語、敬語のお辞典、ゲームシナリオのためのSF事典 け、『城のつくり方図典』、『探検と冒険の歴史大図鑑』、サイエンス大図鑑、鑑賞のためのキリスト教美術事典 け、『19世紀末フランス人物事典』、『世界の名建築解剖図鑑』、地球博物学大図鑑 けしだ、ビジュアルディクショナリー 英和大事典 け、常用字解、植物図鑑 東信 け、『たべもの起源事典』、世界チーズ大図鑑、けし

  • ●ここで紹介されている事典や図鑑をぜひ1冊は購入してみたい。

    ●事典を贈る人になろう!

    ●事典や図鑑には入門書として優れたものがたくさんあるので、いつか好きになりたい分野があれば、その分野の事典、図鑑を1冊購入しておく。

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著者プロフィール

HONZ代表

「2022年 『39歳からのシン教養』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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