方舟は冬の国へ (カッパノベルス)

著者 :
  • 光文社
3.31
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本棚登録 : 152
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (323ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334075743

感想・レビュー・書評

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  • 夢があっていいというか、気が抜けました…。途中までは好きな展開でした。

  • σ(・_・)の好きな作家なんですが、特殊な設定の話をよく書かれます。デビュー当初はミステリ色が強かったのですが、最近は単なる物語としても読める作品が多く、この作品も読み終えた後、少し幸せな気分になれる一冊です(ロベ)

  • ちと物足りない読後感。設定やストーリー展開それなりに面白かったのに、尻切れトンボ。あと10ページほどエピローグが欲しかったなぁ。

  • なんか久しぶりの「設定もの」のような気がする。嬉しい。やはり僕は、西澤保彦は『<a href="http://booklog.jp/hagihara/asin/4062638606">七回死んだ男</a>』とか『<a href="http://booklog.jp/hagihara/asin/4062647931">人格転移の殺人</a>』とか、そういった系が好きなのだ。「ばっちりと奇妙な設定が用意された中で論理的にものごとが解決する」という、なんだろう、脳味噌がシビれる感じのするものとでも言うか、「ありえねー」って言いながらニヤニヤと楽しむと言うか。<br>
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    監視カメラが自分たちを見守る中、初めてあった女性と少女とともに「家族」を演じる主人公。<br>
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    本のあらすじを読んだときには、待望の「設定もの」かと思ったのだけど。<br>
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    僕の好きな西澤保彦の、裏返しにしたような作品だと思った。いつもならば最初に「なんでそうなるかは聞かないでね」という設定があってその中でお話が進むのだけど、今回は最初にある程度奇妙な状況はあるものの、その状況自体の謎が徐々に明かされて行く感じ。似ているようで、ちょっと違うね。そして「家族」。西澤保彦といえば「家族ネタ」だったりして、「性格的にイヤな人」を書かせればとても上手い西澤保彦は同時に「どこかしら自分も身に覚えがありそうなイタイ家族関係」を書くのが上手いわけだけれど、今回はその「家族」が「壊れたさま」を描くのではなく「作り上げる」物語(と書いてて思ったが、今回も、ある意味壊れた家族を描いてはいるのかな)。<br>
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    どーんとした「びっくり感」は無かったけれど、「家族というのは作っていくものなのねー」と、ほんのりとしんみりしながら読み終えました。<br>
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    そろそろ「こっち側」に帰って来てくれるのかなと、今後にも期待できたのでよかったよかった。(2004/10/24)。<br>
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    <a href="http://d.hatena.ne.jp/hagihara/20041021#p1">2004/10/21購入。</a>

  •  ファンタジック・ミステリ、とでも申しましょうか。<BR>
     毎回毎回、奇想天外な発想と展開でビックリさせてくれる西澤作品の中でも、かなり奇妙な設定の作品でした。<BR>
     でも、先が気になって、どんどん読めてしまいましたね〜。<BR>
     あいかわらず、難読漢字の名前が続出します。「十」で「つなし」とは、なるほど〜〜〜〜!<BR>

  • 16.10.08

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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