鮫島の貌 新宿鮫短編集 (カッパ・ノベルス)

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  • 光文社
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334077204

感想・レビュー・書評

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  • 読書にハマるきっかけを作ってくれたシリーズ。鮫になる前の貴重なエピソードが一番印象的だった。短編もいいけどやっぱり骨太でハードボイルドな長編を読みたい。そう思わせるのが狙いなのかも?

  •  後日談あり外伝あり企画物あり、よくいえばバラエティに富み、悪くいえばまとまりのない短編集( ´ ▽ ` )ノ
     出来不出来はあまりなく、さすがベテランの味、どれをとってもそこそこ楽しめる( ´ ▽ ` )ノ

     警官魂というか職業意識というか、こういう「プロフェッショナル」を描いた作品が好きで、「鮫」シリーズをずっと読んできた( ´ ▽ ` )ノ
     特にこの2ヶ月、村上春樹とミレニアムという性欲に取り憑かれたキャラクターしか出てこない小説を読み続けてきただけに、本書に接して心洗われる思いがした( ´ ▽ ` )ノ
     警官は規範、悪は権力、凡人は平穏、ただそれだけを求めるシンプルそのものの世界( ´ ▽ ` )ノ
     すばらしい( ´ ▽ ` )ノ


     マンガネタのエピソードが2本も入ってるけど、個人的には「新宿鮫」を漫画化するならぜひ川崎のぼるの作画で、と思い続けてきた( ´ ▽ ` )ノ
     その昔、「長男の時代」(原作は小池一夫)というハードボイルドコミックがヤングジャンプで連載されていて、その主人公(久能隼人)が鮫島のイメージとぴったり重なるんだよなあ( ´ ▽ ` )ノ
     今はもう漫画家としては現役引退してるらしい(?)けれど、せめて川崎のぼるのキャラクターデザインでシリーズをアニメ化してくれないものかなあ、というのが切なる願い( ´ ▽ ` )ノ

    2017/06/18

  • 気楽に読める作品。藪の同級生が両さんなのが笑えた。

  • 新宿鮫の短編集
    冴羽リョウや両さんも登場
    いろいろな人の視点で書かれた短編集

  • 短編集。かなり短いお話や,両津勘吉とのコラボ?浅羽遼とのコラボ?といった変わった話もある。
    電車で読むには一話が短くて良い。

  • 2014/11/5 44読了

  • 常に泳ぎ続けなければ死んでしまうのが鮫。ワーカホリック鮫島の真骨頂であるが、今作ではいろんな貌を見せてくれる。両津、冴羽など、漫画のキャラクターまで登場する。脱線感、逸脱感が非常に面白かった。

  • 新宿鮫短編集。人気漫画キャラも登場。

  • まあ、つなぎの安心して読めるシリーズ物だからね。
    ふんふん。そーお。
    260620読了

  • 警察小説のしかもシリーズものの主人公をメインにした短編というのは、捜査する頁がないために主人公がスーパーマンになってしまい、味わいがなくなるということがある。これは新宿鮫を主人公にしながらも彼の周囲の人間からみた鮫を描いていて、うまいやり方だ。確かに鮫島自体はスーパーな行動をとっているのだけど、周囲の人間と鮫島の関係も書きつつなので、むしろ本編とは違った味がある。桃井さんや晶、藪といったキャラとの日常が見れるのが楽しい。企画物の短編が収録されているのも嬉しい。まあただ、鮫はやはり長編でこそ、と思うので、☆3つの「普通」評価

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著者プロフィール

1956年愛知県名古屋市生まれ。慶応義塾大学中退。1979年に小説推理新人賞を「感傷の街角」で受賞しデビュー。1986年「深夜曲馬団」で日本冒険小説協会大賞最優秀短編賞、1991年『新宿鮫』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞長編部門受賞。1994年には『無間人形 新宿鮫IV』直木賞を受賞した。2001年『心では重すぎる』で日本冒険小説協会大賞、2002年『闇先案内人』で日本冒険小説協会大賞を連続受賞。2004年『パンドラ・アイランド』で柴田錬三郎賞受賞。2010年には日本ミステリー文学大賞受賞。2014年『海と月の迷路』で吉川英治文学賞を受賞、2022年には紫綬褒章を受章した。


「2023年 『悪魔には悪魔を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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