マリスアングル

著者 :
  • 光文社
3.84
  • (52)
  • (105)
  • (64)
  • (7)
  • (4)
本棚登録 : 1044
感想 : 101
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (408ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334100926

作品紹介・あらすじ

警察小説No.1ヒット!累計500万部突破の姫川玲子シリーズ最新作。塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁用に改築された民家で男性死体が発見された。警視庁捜査一課殺人班十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、証拠は隠滅されていて糸口はない。玲子の天性の勘と閃き、そして久江の心に寄り添う聞き込みで捜査が進展すると、思いもよらない人物が浮かび上がり…。魚住久江が合流し、姫川班が鮮烈な進化を遂げるシリーズ第10作!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • マリアーーーーーーーーージュ!!!!!

    マリアージュですよまさにこれは!
    え?マリアージュの意味知らんの?
    マジか…今回だけ教えるわ(コピペだけど)

    〜マリアージュ(mariage)とは、フランス語で「結婚」を意味する言葉。英語のマリッジ(marriage)と同義です。
    転じてもともとは別の二つのものが、調和している状態の組み合わせをマリアージュといいます。
    日本ではとりわけワインと料理の組み合わせについて使用されることが多いです。〜

    はい、誉田哲也さんの別シリーズの主人公である魚住久江巡査部長が遂に警視庁捜査一課姫川班に合流の『マリスアングル』ですよ!

    いやーとんでもなく面白かった!
    そしてとんでもなくマリアージュ!

    完全にダブル主人公であります
    姫川玲子シリーズですが、大好きな姫川玲子シリーズですが、ワタクシ的にはなんの不満もございません
    だって魚住もずぎだがら(なぜ鼻声)

    いやー個性の強い二人なんで心配してたんですが、相性抜群!刑事としても超優秀で、全てを包み込む久江お姉さんの登場で、なんか悲しいことばっかりだった玲子がどんどん救われて行くのが目に見えておいちゃんも嬉しい!
    玲子には普通に幸せになってほしいのよ!
    おいちゃんの願いはそれだけなのよ!
    久江ちゃん(すでにちゃん付け)ならきっとこれからも玲子を助けてくれるに違いない!

    もう次回作も楽しみでしゃーない!



    あれ?なんか背筋に冷たいものが…?
    なんか嫌ーな予感がするんですけど…
    哲也さん…まさかあーた一旦アゲといて…シリーズ13弾あたりで…久江ちゃんを…考え過ぎか…((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル

    • 1Q84O1さん
      うらやましーーーーーーーい!!!!
      早く読みたいです!
      これも図書館予約待ち!
      読みたいやつ全部ひま師匠に先を越される…
      うらやましーーーーーーーい!!!!
      早く読みたいです!
      これも図書館予約待ち!
      読みたいやつ全部ひま師匠に先を越される…
      2023/11/23
    • ひまわりめろんさん
      岸部一徳間違えたジントニック間違えた人徳です!
      岸部一徳間違えたジントニック間違えた人徳です!
      2023/11/23
    • 1Q84O1さん
      わかりにくーーーーーーい!w
      わかりにくーーーーーーい!w
      2023/11/23
  • 姫川班シリーズ10作目。

    切れ味のある姫川に、いつもチラッと顔を出す大阪弁丸出しの井岡は、相変わらず突然乱入で調子のよさは健在である。
    今回は、魚住久江が捜査に加わり姫川とは違う見方で事件解決へと導く。
    女性2人のどちらの良さも感じるのだが、今回は魚住久江の優しさが良かったかなぁ。

    監禁場面から始まる事件は、一軒家で男性の死体発見されたことによって動き出す。
    死体は誰か?
    近辺で起きた事故で運ばれた人物は誰か?
    その2人が明らかになり、さらに23年前に起きた事件に繋がり…。
    慰安婦問題を朝陽新聞が取り上げたことから大きくなっていくのだが。
    それが発端となり過去の事件が尾をひくことになる。



  • 姫川玲子シリーズ楽しみに待ってました!

    なぜかって?

    そりゃもう大好きなシリーズに魚住久江さんが登場する、こんなワクワクで楽しみなことないでしょ!


    しかーし、ワクワクと同時に重大な事実を目の当たりにしたんですよ

    自分の本棚をチェックしてみると…、
    魚住さんが主人公の「ドルチェ」も「ドンナ ビアンカ」もそんなに評価が高くなかった…w


    あれ…!?
    このワクワクは勘違い?w


    いえいえ、心配無用!
    ダブル主人公良かったですよ


    何かに突き動かされて、突っ走って感が強い玲子それを観察し、さり気なくやさしく声をかける魚住さん
    このふたりの関係性がなんか良い
    こういうの、いいと思います!


    今後、このシリーズのふたりの活躍が楽しみ!


    ちなみにあなたは玲子さん派or魚住さん派??
    私はね!玲子さんに一票です!

    • 1Q84O1さん
      ゆーきさん、ハートが付いてますやないのw

      BRONZEは一門のみなさんがコメント欄でどんちゃん騒ぎをしてくた賜物ですね!
      一門のみなさんに...
      ゆーきさん、ハートが付いてますやないのw

      BRONZEは一門のみなさんがコメント欄でどんちゃん騒ぎをしてくた賜物ですね!
      一門のみなさんに感謝ですm(_ _)m
      そして、師匠のSilverは間違いでは!?
      ひまわりだけにYELLOWか、メロンだけにKIMIDORIでは?
      2024/01/29
    • 土瓶さん
      KIMIDORI(笑)
      KIMIDORI(笑)
      2024/01/30
    • 1Q84O1さん
      土瓶師匠、笑ってくれてありがとうございます!
      土瓶師匠、笑ってくれてありがとうございます!
      2024/01/30
  • シリーズ11作目。とても入り込めた作品。
    暴行などは著作の中で良く見るものだが、そこに慰安婦問題という政治的問題を絡めてきたのはやや意外だった。
    事件の構成自体も興味深い作りであったが、個人的には魚住が合流したのが1番の驚きで姫川とどのように交わるのかにとても興味を持って読み進められた。
    魚住には何事も大らかに包み込むような母性を感じ、姫川が魚住と話す時だけ女の子口調に自然となっていることで魚住に懐の深さを感じた。
    やっぱり生きている人と関係していたいという考えが魚住をこういう人物にしたのではないかな?
    シリーズそれぞれの主人公が一時的にクロスすることは多く、並行して進むことは少ないが、この2人なら良い相乗効果をこれからも見せてくれると思うな〜。
    やっぱラオウとトキが合体したら最強だよな(⌒-⌒; )
    それにしても誉田氏が作り出す行間はとても好き!
    ☆は4にしようかなと思ったけど、大好きな街の人形町が舞台なので5しちゃおう!

  • 姫川が所属する第十一係に、魚住が異動してきた。
    彼女たちが担当するのは、防音工事をした監禁部屋で、男性の遺体が発見された事件で……。

    姫川玲子と魚住久江のシリーズ最新作。

    男社会で気を張っているし、同性も友達付き合いであって、甘えるという感じもない。
    そんな姫川が、魚住には心許して頼っている姿が、新鮮。

    それぞれ独自の優秀さがあるふたりが、おのおのの長所を活かした捜査をしていく。
    捜査の醍醐味を、ふたりぶん楽しめる。

    ただ、事件そのものはやや魅力に欠けた。

  • 今までとちょっと違う感じ。
    なんだろう?ホリエモンとか朝日新聞とか
    実在人物や企業がモデルになっているからかな?
    魚住が姫川シリーズに入ってきて捜査サイドの視点が増えた所為かな?まあでも読んでて楽しかった。
    もう一度読もうと思う。
    シリーズ10作目ということから、姫川シリーズをイチから改めて読み直してみようかな。

    作品紹介・あらすじ
    警察小説No.1ヒット!累計500万部突破の姫川玲子シリーズ最新作。塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁用に改築された民家で男性死体が発見された。警視庁捜査一課殺人班十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、証拠は隠滅されていて糸口はない。玲子の天性の勘と閃き、そして久江の心に寄り添う聞き込みで捜査が進展すると、思いもよらない人物が浮かび上がり…。魚住久江が合流し、姫川班が鮮烈な進化を遂げるシリーズ第10作!

  • おもしろかった!
    「ストロベリーナイト」と本作が姫川シリーズで1番好き。

    姫川シリーズは全部読んでいますが、ここ最近は大満足とは言い難く。本作を読み終えたあとで自分のレビューを見直してみたところ、やはり「玲子には成長してほしい」「登場人物が増えすぎて」といった感想を残していました。

    本作ではようやく玲子が精神的に一歩踏み出す兆しが見られましたし、その一歩をサポートしたのが増えてきた登場人物の1人ということで、散らかったように見えていたシリーズが再びまとまり、ここからまた以前のようなパワフルで爽快な玲子の活躍が見られるのではないかと早くも次作が楽しみな終わり方でした。
    余談ですが、玲子が井岡に放つ「言うの、死ぬの」という台詞では「これこれ!」と笑いました。

    ストーリーは慰安婦問題を軸にしたもの。
    確か拉致問題絡みの事件もありましたよね。姫川シリーズと国際問題を絡めるのはいい。今後も適度に問題提起をしていってほしいです。

    事件の真相は、何とも苦しくてやるせない気持ちになる出来事が発端で、そこに誉田さんらしいエグい描写が加わるのでその部分は眉間にシワを寄せながら読みました。
    最終的にはキレイな感じにまとまってましたが、犯人って被害者が苦しむ姿を見て大笑いしてたよね…という違和感が残ったので★は1つ減らしました。

    ずっと竹内結子さんをイメージして読みました。玲子を彼女の姿に当てはめて読むと面白さが倍増するのです。
    姫川シリーズを読むといつも、ドラマの続編もずっとずっと見続けたかったなと思います。


  • 【誉田哲也 デビュー20周年記念作品】
    警察小説No.1ヒット!
    累計500万部突破の姫川玲子シリーズ最新長編。

    塞がれた窓、防音壁、追加錠……監禁目的の改築が施された民家で男性死体が発見された。警視庁捜査一課殺人班十一係主任、姫川玲子が特捜に入るも、現場は証拠が隠滅されていて糸口はない。犯人はなんの目的で死体を放置したのか? 玲子の天性の勘と閃き、そして久江の心に寄り添う聞き込みで捜査が進展すると、思いもよらない人物が浮かび上がってきて——。

    魚住久江が合流し、姫川班が鮮烈な進化を遂げるシリーズ第10作!



    姫川玲子シリーズ10作品目なんですね
    このシリーズを読むたびに 映像化の続編を観たくてたまらなくなります
    竹内結子さんは文句無しに姫川玲子役にピッタリなんです
    他の登場人物達もとても合っていて すごく好きなドラマでした
    映画も観に行きました
    この『マリスアングル』には あの魚住久江も合流していて 松下由樹さんと竹内結子さんの映像化も観てみたかったです
    2人は互いの特徴を活かした捜査をしていて 玲子が心を許せる同性が出来て良かったなっと思った
    玲子目線の時と久江目線の時があり 心の声がとても面白い
    特に井岡博満が登場する場面では 竹内結子さんと生瀬勝久さんが私の頭の中に登場していて想像が膨らんだ
    この間、『もう、聞こえない』を読み終えたばかりで 菊田が気になってばかりいたけど その菊田もちゃんと登場していて あぁぁ…西島秀俊さん!と思いながら読んでいた
    これからも楽しみなシリーズだ
    ずっと続けて欲しい

  • 財界人3人と、一人称で語られた人物がどこでストーリー交錯するのかが見ものだった。いろんな要素が絡んでるのに複雑すぎず、程よく伏線も回収されてバランスよ良い作品。

  • 感想
    読みながら、菅原=ホリエモン?筆者は慰安婦問題否定派?など色々考えてしまう。筆者の最近の作品では少し政治色が見え隠れする気が前もしたような気がする。

    玲子が最後に魚住に、自分を助けてくれた佐田の影を見て、心を開くところまでいったことが意外だった。

    あらすじ
    姫川玲子シリーズ。玲子は、警視庁の捜査一課第十一係に勤めており、35になっていた。新たに所轄から魚住久江巡査部長が加わった。魚住は、今泉から玲子を支えて欲しいと頼まれていた。

    久松署管内で殺人事件が発生した。空き家で監禁されていたような部屋で殴打された死体で身元は分からないまま捜査が進む。

    捜査の過程で、朝陽新聞の葛城が監禁されていた疑惑が持ち上がり、そこを買収しようとしていた浦賀龍騎も関係者として浮上する。さらに慰安婦問題は朝陽新聞が丁稚あげたとして、IT長者の菅原も関係者として浮上する。

    事件は葛城がでっち上げた慰安婦問題に端を発し、在日韓国人である人物が葛城を監禁したところから始まっていた。

全101件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

誉田哲也
1969年東京都生まれ。2002年『妖の華』で第2回ムー伝奇ノベル大賞優秀賞受賞、03年『アクセス』で第4回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞。主なシリーズとして、『ジウⅠ・Ⅱ・Ⅲ』に始まり『国境事変』『ハング』『歌舞伎町セブン』『歌舞伎町ダムド』『ノワール 硝子の太陽』と続く〈ジウ〉サーガ、『ストロベリーナイト』から『ルージュ 硝子の太陽』まで続く〈姫川玲子〉シリーズ、『武士道シックスティーン』などの〈武士道〉シリーズ、『ドルチェ』など〈魚住久江〉シリーズ等があり、映像化作品も多い。

「2023年 『ジウX』 で使われていた紹介文から引用しています。」

誉田哲也の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×